パクリや盗作=著作権侵害ではない!なろうのテンプレ小説が訴えられない理由

盗作やパクリでも著作権侵害になるとは限りませんって知ってた? そういうのを見つけるとすぐ叩きたくなる人も多いけど、ちょっと待ってほしいんですね。著作権侵害が盗作やパクリと一概には言えないことを理解することは、創作活動において非常に重要であると思います。しばしば著作権侵害に対する厳しい批判が見られますが、法的な観点から理解することで、より建設的なアプローチが可能になります。
著作権侵害の基本、表現は保護されるがアイディアは保護されないという法律的ルールについて言及されていますからね。 これは法律的なルールだから、勝手に変えられないし、無視もできないんです。 のルールは、創作活動の自由と新たなアイディアの発展を促進するために存在しており、その重要性は計り知れません。漫画や小説におけるキャラクターやあらすじの類似性は、アイディアが類似しているだけで自動的に著作権侵害にはならないことを示唆しています。
漫画やアニメに腕が伸びるキャラがたくさんいるのはそのためですし、「小説家になろう」に異世界から転生やら召喚やら仲間から追放されたやら、乙女ゲームの悪役令嬢に転生したという小説がたくさんあっても著作権侵害になりませんよ。 だから、同じテーマや設定を使っても、自分のオリジナルなストーリーやキャラクターを作れば、問題ないんですね。鬼滅の刃だって、人間が化け物になるのは使い古された吸血鬼やゾンビものと同じです。サメ映画にも化け物と化したサメがわんさか出てきますよね。

台詞のパロディ


またあまりに単純な台詞のパロディも著作権では保護されませんっていうのは驚きだった? 実はね、そんなことは当然なんです。 例えば、進撃の巨人の「駆逐してやる」、半沢直樹の「倍返しだ」も駆逐や倍返し程度の一般名詞が著作物になるわけがありませんからね。 これらの台詞は有名だし、面白くて印象的だけど、表現としては独創的ではないんですね。 だから、他の作品や人物が同じような台詞を言っても、問題にはならないし、訴えられることもないんです。
これは、一般的な表現や言葉については著作権が及ばないことを意味し、クリエイターたちにとって自由度を保つ点で重要です。恐らくもっと独創的なドラゴンボールの「超サイヤ人のバーゲンセール」というセリフもありますよね。あれもただの比喩でしか無いので、「転生勇者のバーゲンセール」と言う言葉を作っても著作権侵害にはならないでしょう。

ストーリー展開はパクってはいけない


しかし、著作権侵害の可能性が高まるのは、ストーリー展開が他の作品とまるで同じくらい酷似している場合です。 それは明らかに他人の作品を盗んだり、真似したりすることあり、作者やファンに対して不正な行為であることは間違いありません
例えば『猿の戦士は世界最強だった。 そんな彼のところに謎の猿の戦士がやってくる。 「彼はお前は俺の弟であり、我々はサル星人だ」という』
これは完全にドラゴンボールのパクリですよね。 作者やファンが見たら、怒りや悲しみを感じるだろうし、許せないと思うよ。 この期も同じようなストーリーが続くなら著作権侵害になるかもしれません。ドラゴンボールの例を挙げることで、他の作品からの明白な影響や模倣が問題視されることを示唆しています。 だからね、自分で考えたり、工夫したりすることが大切です。プロット、ストーリーにおいては、独自性と創造性が尊重され、他人のアイディアを真似ることは避けるべきです。
最後に、この議論から学ぶべき教訓があります。創作活動は創造性とオリジナリティが重要であり、他の作品からインスパイアを受けることは悪いことではありません。しかし、その影響を受けつつも、自分独自のアイディアやストーリーを創り出すことが求められます。著作権侵害を避けるために、クリエイティブな発想と工夫が必要です。
このように、著作権についての理解は、創作活動において欠かせない要素であり、クリエイターとしての責任を強調するものです。創造的なアイディアの追求と著作権法の遵守を両立させることが、文化的な多様性と創造性の発展に貢献します。皆さんも、この知識を胸に、自分の創作活動をより充実させていくことを期待します。

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