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【超要約】マルシェの作り方、使い方①

今回、紹介するのは

◾︎著者 脇坂 真吏
株式会社Agri Innovation Design代表取締役
「ヒルズマルシェ」の運営
東京で
「ワテラスマルシェ」「浜町マルシェ」「KITTE前地下広場マルシェ」
北海道で
「SouseiMarche」
の運営に携わる

『マルシェの作り方、使い方』

マルシェが小売ビジネスを変える

マルシェを構成する『3つの要素』

 
主催者
↪︎マルシェの企画を考える
出店者
↪︎マルシェで販売等を行なう
顧客
↪︎マルシェで買い物をする

これら3つが円滑に動かすための情熱を持った歯車になるものが『運営者』である


主催者が抱くマルシェのイメージ

簡単に開催できそう
↪︎やることや課題が意外と多いことを知らない
集客できそう
↪︎開催するだけでは人は集まらない
コストが回収できそう
↪︎出店料でコストを抑えれると思ってる


マルシェのブーム

安易に低コストで人が集まると考えた企業や団体がマルシェをやり始めた結果、ブームと言えるほどマルシェの数がふえていった

マルシェをブームで終わらせないために
①マルシェの運営がビジネスとして成立
②資金以外の行政による支援体制
③都市部だけでなく、地方でも定着する

↪︎①マルシェは出店料だけでビジネスとして成立させることは難しい
出店料高い→利益が出るが、出店者集めが困難

↪︎②日本の場合、行政支援=補助金となってしまい、ソフト面(保健所とのやりとりなど)でのルール緩和ができていない

↪︎③地方では安いものしか売れない。マルシェが単発のイベントで終わってしまう


マルシェの定義


「マルシェとは何か?」
→『コミュニケーション型移動小売業

コミュニケーション型
↪︎マルシェの魅力を決定づけるのは
販売商品の品質」×「販売員の能力

移動小売業
↪︎さまざまなマルシェを出店者がノマドワーカーのように移動して出店し続けている

※ノマドワーカーとは、オフィスや自宅などの決まった場所ではなく、カフェやコワーキングスペース、図書館といった場所を自由に移動しながら仕事をする人のことを指します


マルシェの作り方

マルシェ開催にかかる費用


設備・備品代
↪︎テント、机、販売備品、事務用備品
(イニシャルコスト)

運営費用
↪︎チラシ、ポスターの制作、開催案内、マニュアルの作成など
(ランニングコスト)


開催場所について確認すべきポイント


備品の倉庫の確保
↪︎保管場所、台車のスムーズな移動

使用可能エリアと耐荷重
↪︎利用申請や許可、荷重制限

駐車場と搬入出ルート
↪︎近隣駐車場の把握や利用率

天候リスクと回避場所
↪︎雨天時のレイアウト準備

施設店舗との調整
↪︎丁寧な説明と対応

メインターゲットの動線
↪︎時間帯やライフスタイル



1番難しい、開催中止判断

ポイント
①明確な中止基準を設定する
②中止判断のタイミングを決定する
最終意思決定者、確認先、連絡先を決める

↪︎①中止の判断基準は「雨」ではなく「風速

↪︎②どのタイミングの天気予報で中止するのか
開催日の何日前の何時の天気予報で決めるか

↪︎③最終判断は、主催者運営者で決める


マルシェは1日にしてならず

マルシェは同じ会場、同じ頻度で3年以上開催していると、ようやくその完成形が見えてきます
利用客に受け入れてもらえたか、どうか
その判断基準となります。

※※※次回に続く※※※

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