「へい」の歌

シンプルに疲れた。ねむくねむくて仕方ない。

平々凡々の才能をやたら守ろうとした結果
平日の12時に弊習をむさぼっている
平衡感覚はとっくに失われて
平成5年生は自分自身に疲弊する
子供の学校は感染症で閉校中
私は母に言い負かされて閉口中
米国に平身低頭する日本人
「平素より大変お世話になっております。」
ナショナリズムは地に落ちて、ひとかけらしか残っていない。
弊政により貨幣価値は下がり、平然と嘘をつく彼らに腹を立てても
自分のほうがずっと馬鹿なのだと思い起こす。
平均寿命は米寿だって。命が長けりゃ平和といえるか
平家物語の盛者必衰を見て、何の勝負もしていないのに
その虚しさに今を重ねて、また平常心に戻る。

「遠くに立ってください」店の体温計が無駄に平熱を記録する。
平均的な食事を用意しなければ。
「ヘイシリ。ペイペイひらいて。」


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