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相手の立場を考えると、むしろ騙されにくいかもしれない INFJ

けろ介さんのこの記事。やっぱりINFJは似たような思考回路してますよね!?


ありがたいことに、以前のこの記事を引用していただきました。


カラオケ屋さんでエレベーターで一緒になった団体さんに先を譲ろうとする、けろ介さん。このときの頭の中で考えていることのうち、わ〜、わかるわぁ、INFJらしいわぁ、と思ったのが、店舗の儲けまで考えているところなのです。

自分一人が入るより、団体さんが入る方が店舗的には儲かりますよね。最終的に、後ろにも団体さんが来てしまい、けろ介さんは諦めて外に出てしまうのです。

INFJは、お人好しで、周りの利益も考えて身を引くみたいな説明とぴったり一致するなぁと思います。


では、INFJは損してばかり?と思うと、そんなことないと常々感じていることがあります。周りの利益も考えるけど、もちろん自分のことだって考えてる。全部含めての大きな幸せみたいな。


私は今、不動産賃貸業の雇われ社長をしていますが、ナチュラルにカモにしてこようとする営業の人によく出会います。いや、本人たちは別に騙そうとはしてないかもしれないけど、ちゃんと調べると、ビジネスモデルとして、いわゆる情弱しか相手にできてないんじゃない?と思われるものです。何故いつもカモられずに回避できてるのだろう?と考えたとき、その理由は、相手の立場を常に考える癖のおかげなのではないか? そう思うのです。


わざわざ、飛び込みで、時間をかけて(その人の人件費をかけて)事務所まで営業に来られます。何人もで来られると、もうこの時点でこの人たちにメリットがたくさんないと、利益が出ないといけないはず。一体どの点でこの人たちが儲かることになるのだろう? これってwin-winになりうる? そもそも、美味しい話が向こうからやって来るはずがないよね。数打ちゃ当たる、で、騙されやすい人を探すために来てるんじゃないの? ってことは、割高でないと向こうは割に合わないのでは? そう考えながら話を聞くことになります。

必死に、あなたのためを思って、あなたが特別ですよ、あなたが儲かりますよ!の論調で話されるとドン引きです。何故か彼らは焦っている。急かして来る。うちばっかり絶対に儲かるみたいなこと言うけど、まるで失敗はないみたいなこと言うけど、そんなの不自然よね。ちょっと嘘ついてる? つっこんで聞いた方が良さそう。

具体的にどれだけ儲かりますか?とか、どんな時に損しますか?とか、ざっくりでいいから全体的にいくらぐらいかかりそうか? こんな極端な場合は損するんじゃない?など、いろんな、ずばりとは普通は聞きにくい正直どうなの!?という質問をします。あなたの兄弟とか親友にだったらお勧めするの?したことあるの?とかね。そんな鋭い質問に対しては、ふわっとしてて答えになってない答え。すぐ、しどろもどろになる。そんなんじゃ自分とこの商品に愛を持ってるとは言えないよ。さっきの説明と変わらないよね、その答え、みたいな。この時点でお断りしようと心の中で決意する。断り方は毅然かつマイルドに。

「今はするつもりないですが、じっくり考えて、もしやると決めてお願いするときは、こちらからご連絡しますので今後は営業は不要です。もし、必要ならばパンフレットだけ郵便受けに入れてください」 そう断ります。ご立派なパンフレットはその後は来ませんでした。


銀行の人が来てくれた時も、このサービスはどの時点で契約ということになりますか?このパンフレットには料金は書いていないけどいくらぐらいですか?と聞きました。無料サービス、の時点で、ぐるぐるぐると頭の中は忙しい。ああ、この無料サービスのどこかで、会社が銀行からお金を借り入れることがあると、銀行にメリットがあるのか、もしくは、メインバンクに切り替えてもらえてもメリットね、なるほどなるほど。その場では利益にならなくとも、無料サービスすることであとで芽生えるようにタネを撒いているのかぁ、と納得して、また質問します。銀行さんにとって、これはどんなメリットがありますか? ちょっとびっくりした顔されますね。そして、向こうにとってのメリットも、わかりやすく答えてくれると、やっぱりそうなのね、と、こちらも安心する。太客の要望に応えているうちにできてきたサービスっぽいね。納得である。


自分の会社の売り物に自信のある営業の方は、なんか余裕があります。そもそも、飛び込みで営業に来ない。こちらから人伝てに説明を聞きたいと請うて来てもらわないと出会えない。こちらに対して、高額だからよく考えて決めてくださいと言う余裕。他には負けませんという自信。質問にも、さすがプロだなぁと感心するような答えをしてくれる。他に同業者がいる場合、そことの比較についても聞いてみる。メリットデメリット、他の方法について。嘘のない目。クリアな答え。その場で分からないことは調べてあとで回答を送付してくれたりする。なんて誠実なんだ。よし、ここにお願いしよう、となる。


ちなみに、高額なサプリメントなんかも、もしほんとに効果があって皆に健康をもたらしてくれるならば、すでに保険適応になって適正な値段で病院で処方される薬になってるよねぇ、と思います。

閑話休題。


この不動産賃貸業で一緒に働いている親戚は、ネームバリューや特別扱いに弱い。まず大手に頼みたがる。いいんだけど宣伝費がだいぶ含まれている値段ですよね。うちのボロ物件には分不相応なのに。もしくは、あなたが特別だからこの話を持ってきた。そんな論調で来られると、もう有頂天になって契約しようとしてしまう。あるいは、ただただ一番安いところ、で選んで、ちゃんとした工事してもらえずにトラブル。安すぎるのにも理由がある。


INFJは、世間知らずの若い頃ならいざ知らず、ある程度世の中を見聞きしたあとは、このような騙され方はあんまりしないんじゃないかな?と思ってます。それは、双方の利益を目指すのではなく、まるで相手は聖人君子でこちら顧客だけがお得であるかのような話の持っていき方に矛盾を感じ取る=嘘が含まれると気づくからではないか? そう思います。向こうにも相応の利益がないと気持ち悪いですよね。

まあ、好奇心やデザインの良さの理由で、わかってても割高になってでも購入したい、はあるかもしれないけれど。



こういうの。ル・コルビュジエとか、フランクロイドライトのデザインなら、割高でもいいやって思えてしまいませんか? うっとりしますねぇ。

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