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何かが変わったわけでもないけれど

予定外に資産管理のための不動産賃貸業の雇われ社長をしていて、会社の経営について全くの専門外でやっているのに夫とその親戚に丸投げされて思ったこと。

世の中の中小企業の社長さんたちが占いというか易や方角、六曜など、験担ぎを大切にする気持ちわかる。

明らかにダメなことはわかる。明らかにやるべきこともわかる。でも、そうでないことは? どちらの道が正しいかわからないけれども、道を選ばなくてはいけないとき。相反する利害関係がなく、自分の完全な味方で、全てを理解している相談役なんて、まずいない。独りだ。最後には自分が決めて自分で責任を負う、それが会社を経営するってことだわ。

他の成功者と全く同じやり方もできない。リスクの許容範囲が違うし、個々の権利の範囲も違う。最後は運にも頼りたくもなるだろう。経営の神様と言われた松下幸之助さんだって、採用のときに、自分は運が良いと自認している人を選んだというではないか。大きな企業や政治レベルなら大勢で話し合って決めたりもできるだろうけど。

マニュアルや先輩のやり方や上司のアドバイスはなく、手探りな部分が多い。調べ尽くして手探りでやっていくこと自体は、私は好きだ。何か好きな商売のタネがあれば(できたら書くことがいい。古物商なども憧れる)自分ひとりで会社を立ち上げたりするのはいいなと思うくらいに。

でも自由にできないのに責任だけ負わされてもねぇ。皆がやりたくないと断ったものだ、私だって嫌だよ。夫にやっと、この丸投げが本気で嫌だということが伝わって、我が事として捉え始めたなと確信できた。その場ですぐ何かが変わったわけでもないんだけれど、本来あるべき、私自身はトップではなくあくまでもサポート役という精神的立ち位置が決まったように感じてちょっとホッとしている。そんなに大事ならご自分でどうぞ決断してね。相談やサポートはもちろんできる範囲でさせてもらうよ、と私も明確に境界線を引いて行動すると決意した。不思議とお金や税金のことをもう少し深く勉強しようという気にもなった。外部に委託できるものなども探そう。

そして、エネルギーを書きたいものを書くことに使うのだ!

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