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4DX版「劇場版 天元突破グレンラガン」が最高すぎた!!(紅蓮編)

 この記事は 4DX版「劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇」の感想を綴っている。
前半は内容に触れないネタバレなし、後半をネタバレありとしているので
気軽に読み進めても大丈夫なようにしているので安心してほしい。


初めに

皆さんは「天元突破グレンラガン」というアニメをご存じだろうか?

天元突破グレンラガンとは

 アニメーション制作 GAINAX監督 中嶋かずき氏が手掛けるロボットアニメであり、現在のアニメ制作会社TRIGGERに在籍している方々が多く加わっている。

天元突破グレンラガン公式サイトより


 テレビシリーズとして全27話が2007年4月1日から9月30日に放送された。のちにテレビシリーズを再編集かつ新規カットを追加した劇場版が製作される。

      ジャンルとしてロボット×熱血×SFファンタジー

 今日ではあまりお目にかからない熱血ものであり、愚直に仲間を信じ、共に困難を打開していく友情ものであり、世界を巻き込み、その世界が常に膨張していく世界観インフレ作品でもある。

あらすじ

これはまだ自分の運命に気づかぬ一人の男の物語――。

遠い未来。地下で暮らすジーハ村の穴掘り少年シモンは、兄貴分のカミナ、地上から落ちてきた少女ヨーコとともに、夢見た地上の世界へと飛び出していく。一行は顔の形をしたメカ“ラガン”と共に仲間を増やしながら、地上を支配する獣人達の王“螺旋王”が待つ都テッペリンを目指す。
激しい戦いを乗り越えた末、地上を取り戻した人類の前に再び正体不明の敵が襲来する。
絶対的絶望の窮地に立たされる人類を救うため、シモンと大グレン団は銀河をかけた壮絶な戦いの旅を突き進んでいく。

『劇場版 天元突破グレンラガン』劇場公開15周年 ...

感想(ネタバレなし)

「劇場版 天元突破グレンラガン」が公開されてから15周年を記念して
現在、劇場版のリバイバル上映が行われている。


劇場版 天元突破グレンラガン公式より



そこで、私は作品初らしい4DXで観てきた。

見てきた感想だが

             最高すぎる……

この一言に集約される。

 具体的には、4DXなので劇場の映像とシンクロして座席が動くのだが、戦闘シーンでは今までの映画体験を塗り替える没入感を味わうことになった。

 冒頭の冒頭で、宇宙や銀河を映しているシーン。
 世界の途方のなさやこれから大きな物語が始まる期待を、座席の緩やかな移動と風でひしひしと感じることができ、少年心を取り戻した気分だった。
終始、映像と音響、体験(五感)で自分の中のグレンラガンというアニメの厚みが増すなどアップデートされている感じがして、大変面白かった

総括(ネタバレなし)

 全27話を二つに分けた総集編であるため、二つのうちの前編である紅蓮篇では、仲間を増やしていく過程は映像をところどころ流して省略する形である。
 そのため、所見の方は気を付けてほしい。だからと言って、初めての人が楽しめないかと言われればそんなことはない。
 この作品の重きは、主人公シモンに向けられているため、そのための取捨選択である。
 十分に楽しめる作品に仕上がっているので、ぜひとも劇場に足を運んでほしい。そのあとに、抜けているシーンをテレビシリーズで観てもらえばよい。

(注意)この先、映画の内容に触れることになる。
15年前の作品であり、ネタバレを食らってもグレンラガンは色褪せることはないが、知らずに作品を楽しみたい人は今すぐ劇場へ直行してほしい。





個人的、4DXによって強化されたシーン(ネタバレあり)

要塞ガンメン奪取作戦

 要塞型ガンメンを奪取しようとカミナのものに集まった「大グレン団」が総力を挙げて決戦を行うシーンだ。
 もちろんご存じだろうが、この戦いでカミナは命を落とすことになる。

 やはり、このシーンは外せないだろう。
 一人の男(カミナ)が男気を通し、弟分であるシモンに後を託す、涙なしには見られない屈指の名場面である。
 決戦とあって、戦闘シーンの映像は言わずもがなだが、4DXによってその場にいるような臨場感を作り出し、カミナが敵の攻撃を受けた際の絶望感がよりリアルに感じることができた。その後、戦いが終わるまでカミナは満身創痍の中、気力で意識を保ち仲間に生きていると安心させる。
 その時のカミナの精神力の強さを肌で感じることだできるのだ。

 4DXで一番恩恵を受けているシーンとして
 機体で横たわるカルナの亡骸を皆が見て、悲しみにくれている場面だ。
 土砂降りの雨の中、シモンは泣き崩れ、ヨーコは呆然としている。その際の雨の描写を再現するため、劇場で水が降る。
 一番、4DXで観てよかったと感じる一幕であった。

螺旋四天王の攻勢

 生き残っている螺旋四天王が大グレン団に総攻撃をしてくる場面も外せない。
 やはり、圧倒的物量で殴られ、大グレン団がピンチに陥るほどの戦闘シーンの過激さや派手さが光るため、4DXで観るとこれでもかというほど座席が動いてアトラクション気分を味わうことができる。
 それと同時に、シモンがカミナを失った悲しみから立ち直り、覚醒するシーンであるため、4DXによって心躍る最高に気持ちいい。
今一度、シモンを見直すこと間違いないシーンである。

あと、4DXになったからといって関係ないが、螺旋王の娘であるニアの可愛さも改めて感じた今日この頃……

最後に

今回 4DX版「劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇」を観て、改めて天元突破グレンラガンという作品が持つ力強さ、面白さを実感した。

物語の後編である螺旋篇も公開されるので、楽しみにしながら締めとさせていただく。




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