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「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」あらすじ

現代にタイムスリップしてきた織田信長とそんな彼を拾った金持ち、信長ファンの女子大生『大森蘭』。 ひょんなことから二人の同棲生活が始まる。 しかしある日信長に発作が起きる。実は信長、天下取りっぽいことをしてないと呼吸困難に陥る病気だったのだ。 しかし現代で天下取りなんかできるわけない。そこで蘭が目を付けたのがVRMMORPGゲーム『信長の覇道Online』だった。 信長は時を超えて今度はゲームの中で天下を目指す。 第1話: 第2話: 第3話:

    • 「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」第3話 信長、蝦夷上陸

      信長とのランドデートから一夜明けて私は大学に赴いていた。 「ランおはよ」 いつものようにみっちょんが声をかけて来た。だが今の私はそれにチャラチャラした女子大生として返事をすることはない。 「で、あるか」 「え?なにその濃い表情。キモいんだけど」 「何って合戦に赴く前の武将の顔だよ!みっちょん!」 「全く意意味わかんないわよ」 やはり平和ボケした今の現代人にはわからないか。愚かな。 「愚かなっていう顔止めてくれない。愚かなラン」 「え!?みっちょんって心の声読

      • 「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」第2話 信長との初デート

        一瞬死んで降り立った恐山の山頂には黒い炎を纏っている鳥が一匹いた。 『なんすか?』 物凄く巨大で、一度触れてしまえば消えることはない黒炎を纏った鳥が羽ばたいておった。 『マジかよ。普通ここまでくる?怠いわ~』 「ノブナガ~。『火之迦具土神』がちょっとイメージと違うんだけど~」 「、、、大体こういうのはイメージと違うもんだ」 「マジ!?じゃあ私はこの若干イラっとする鳥と契約を結ばないといけないの?」 「しゃーないだろ。というかどうせ鳥なんだ。基本的にイラつくだろ」

        • 「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」第1話 信長、タイムスリップ

          私の名前は大森蘭。花の女子大生。しかも二年で文学部。この世で最も楽とされているポジションだ。 今日も仕送り片手にショッピングにしゃれ込もうと思っていた。なのに、、、。 え?なんで?何で渋谷に織田信長倒れてんの? いや、待って。まだ織田信長と断定するのは早いわよね。髪はロン毛、着物は本能寺帰りっぽく燃えてる。あと単純にかっこいい。 「人間~五十年~」 うわなんかうわ言で信長っぽいこと言ってる。 「あの~、すいません。こんなところで寝てると警察呼ばれちゃいますよ~。ね

        「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」あらすじ

        • 「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」第3話 信長、蝦夷上陸

        • 「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」第2話 信長との初デート

        • 「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」第1話 信長、タイムスリップ

          「東京ラグナロク」第3話 青春ラグナロク

          ジリリリリリ!!! 「ユキト!シン!起きるのだ!学校に遅刻するのだ!」 アンが俺の上に跨って起こしてくる。 「はぁ、めんどくせぇなぁ」 「おはよう」 俺たちは起きて顔を洗い学校に行く準備をする。シンもランドセルを背負えば女子小学生に見える。一応今日から小学4年生として学校に通う。 俺も一応学生として高校に通っている。高校2年生だ。 別に高校に通う必要性もないが、どこにも所属していないのは社会で生きる上であまりよくない。 「で、アンは今日も一緒に来るのか?」 「もちろ

          「東京ラグナロク」第3話 青春ラグナロク

          「東京ラグナロク」第2話 神の残滓

          神の残滓とも言えるものを滅さずに持ち帰った俺はすぐさま上層部に呼び出された。 神の残穢であるガキはもちろん拘束された。 「これはどういうことだ?ユキト・ハイイロ」 まるで裁判所のような場所、いや裁判所なのか?向かって中央には上人ウンリュウ・スメラギ。その横には三原則のうちの2人が座っていた。 拘束こそされていないがこれは断罪の場なんだろう。アンとも引き離された。まあだからそれがどうしたという話なんだが。 「見た通りですが。何が聞きたいんだ?あんたたちは」 「神の残滓を連

          「東京ラグナロク」第2話 神の残滓

          「東京ラグナロク」第1話 神が壊れた世界の悪魔憑き

          かつて偉大な哲学者は言った。 『神は死んだ』と。 彼が本当のことを知っていたかどうかは定かでないが、見事真実を言い当てていた。 いや、死んだというより壊れたと言った方が正しいだろう。 長い悠久の時を生き続けることに耐えられなくなったのだ。なぜなら神自身が一番わかっていたからだ。自分は全能ではないことを。 いつからか神は世界の終焉を望むようになる。もう終わりたかったのだ。自分も世界も。だがいくらそれが神の意思であろうと従う人間はいない。生きるためにならどんな手でも使うのが人間だ

          「東京ラグナロク」第1話 神が壊れた世界の悪魔憑き

          「東京ラグナロク」あらすじ

          悠久の時の中で神は壊れてしまった。そしていつしか世界の終焉を望むように。 だが終焉など望まない人間たちは、悪魔と手を組んだ。 世界を滅ぼすために攻めてくる天使。 それに対抗する悪魔と同化した人間。 彼らは悪魔憑きと呼ばれた。 最強の悪魔憑きユキトは最凶の悪神アンラ・マンユと共に日々戦いに明け暮れていた。 ユキトと肩を並べるクセの強い悪魔憑きたち、悪魔憑きを監視する存在の祓魔師たち。 そんなある日ユキトは神の残穢である子供と出会う。 そして最重要抹消対象である神の残穢

          「東京ラグナロク」あらすじ