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これからの私について考える


看護師として約20年。
妊娠や子育て、コロナ禍など様々な変化の中で忙しく働いてきました。

そんな中​​、自分の体調不良をきっかけに今後について考える時間ができました。

今回は、今までを振り返り、これから新たな​​一歩を踏み出す私の所信表明です。


私という人間について

私は子どもの頃から責任感が強く、困っている人のお世話やお手伝いをよくやっていて、いわゆる委員長タイプの子どもでした。

元々3人姉妹の長女で従兄弟の中でも一番上。このような環境が大きく影響していたのかもしれません。

私自身もお手伝いをする事で言ってもらえる「ありがとう」の言葉がうれしく、また自分を誇らしく感じ、進んでお手伝いをしていました。

そんな私が人の役に立ちたいと思うようになったのも自然な流れでした。
将来は看護師として働いていきたいと勉強に励み、20歳で念願の看護師として働き始めました。

看護師としての毎日は今思い返しても怒涛のような毎日でした。

時間に追われ、仕事だけではなく毎日の勉強でついていくのが精一杯。

それでも関わった患者様が元気になったり笑顔を見ると、充実感と達成感に満ちて私自身も元気をもらっていました。

やっぱり看護師は私の天職なんだろうなと思っていました。

結婚しても、双子を妊娠・出産をしても、職場は変わりながら可能な限り看護師として働いてきました。

これまでのキャリアの中で看護ケア技術や、患者様へのコミュニケーション技術を磨けました。

一緒に働くスタッフの気持ちや行動をみて、可能な限りみんなが働きやすくなるように動くことも得意になり、看護師の仕事に自信と誇りをもって邁進していた20年でした。


コロナ禍での変化

状況が大きく変わったきっかけはコロナ禍でした。

コロナによって、最前線ではなくても看護の業務は大幅に変わり、作業も膨大になりました。

身も心もすり減らし、毎日ヘトヘトになって帰宅していました。

その一方で家族と関わる時間が減り、疲れから子ども達に冷たく接することもかなり増えるようになっていた気がします。

ちょうどこの時は子ども達が小学校低学年から中学年になるときでした。

口も達者になり、親子喧嘩が多くなったり、学校での友達関係の悩みが出て来たりと内面の成長が見られるようになってました。

時間が無い生活の中で親としての関わりをどうしていったらいいのか。私自身も悩み始めました。

小学校ではPTAと子ども会の役員を必ずしなければなりません。

平日は仕事をして休日は役員の仕事。役員の仕事で有給は取るけど、プライベートでの有給休暇は無し。。そのような生活が続き、心も体も正直いっぱいいっぱいでした。

そんなとき、とうとう私の体も悲鳴を上げました。

ある日耳が詰まったような感じが強く、血圧測定の音や会話が聞こえづらい。ああ、中耳炎になったのかなぁと軽い気持ちで耳鼻科を受診すると、片耳の聴力が落ちているとのこと。

突発性難聴。

まさか自分が、と思いました。

幸いすぐの治療で聴力は回復したものの、耳が詰まったような感じ(耳閉感)が取れず、血圧測定や会話など、公私共に不便を感じる事が多くなりました。

ここに来て私は、これからの人生について考えるようになりました。


愛する家族の話

私の家族は夫と小学生の双子の4人家族です。
夫は都内に勤めるサラリーマン。通勤時間が長いため朝早く、夜遅い帰宅です。
加えて出張も多く、長い時間を3人で過ごします。

子ども達は現在小学校高学年。
学校からの帰宅後も習い事や塾などで忙しく過ごしています。

最近ではみんな時間に追われていて、ゆっくりコミュニケーションをとる時間は少なくなってきました。

ふと考えました。
今までこの子達が成長していく中で、ゆっくり時間を作ってあげたことがどのくらいあっただろうか。

私は看護師として患者様のために尽くしてきましたが、仕事で力を使い果たし、家族のために尽くしてあげられた時間はそう多くはありませんでした。

今、子ども達が心も体も大きく成長するタイミングで私もしっかり関わっていきたい。そしてそのためには、私自身もいつまでも健康でいなくてはいけないと強く思いました。

こうして体調を整え今後も元気に働くために、看護師を少しだけお休みしようと退職を決意しました。


今後の私の正直な気持ち

じゃあ実際、今後どのように働いていくのか?

子ども達の今後を考えたら、ある程度は収入が必要。でもその収入を得るために看護師としてフルで働いたら、家族との時間をとるのが難しくなる……。

そんな時にInstagramで在宅でできる仕事の投稿をよく見るようになり、その中で目を引いたのはWebライターという職業でした。

看護師は仕事柄、記録など文章を作る機会が比較的多くあります。最近では、役員の仕事でお知らせや連絡事項などで文章を書いたりしていました。

もしかしたら、私でも看護師以外の働き方ができるのではないかと淡い期待を抱きました。

そうは言っても私は看護師の勉強しかしてこなかったし、医療業界しか知らないいわば井の中の蛙です。

正直なところ一生懸命とった資格だし、看護師として働かないでいる事に不安や未練がないといえば嘘になります。

でもこのまま看護師として働き続けるのも不安でもあるのです。

何もやらないで不安なのであればとりあえずやってみる。退職後、失業保険をもらう期間に時間ができるのでその時間を使って勉強してみてはどうだろうか。

そんな気持ちで「なつみと式Webライティング講座」を受講することにしました。

他の受講者さんに比べると揺るぎない決意という感じではなく、揺らぎまくっているのがこれまた不安ではあるのですが……。

それでもなつみと先生なら、今後の不安しかない私をきっと叱咤激励しながら伴走してくださるので、頑張れるのではないかと思っています。

これからの3か月間の中で、自信を持って今後どんな生活をしていくというビジョンが見出せるような成果をあげられるように、一生懸命取り組んでいきたいと思います。


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