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意識、状態、感覚等の指し示すものの整理と、関連性、レイヤー構造について





1.「はじめに」


自分の中での意識、状態、感覚等の言葉の整理について示す

それにより、
エネルギー系のアプローチ、
意識系や引き寄せ系のアプローチなど
そうしたことを説明しやすくなる
より理解しやすい形で説明できるようになるため、
重要である

関連する内容
◆見えない何かしらを感知する能力に気付き高めるアプローチについて
◆潜在意識等の作用により、ベースとなる体験世界、流れを創っている、
 ということへの段階的な気付きや深まりの実感の仕方



2.「感覚レベルのものを示すことの非言語での感知からの距離感について」


自己が捉えていること、感知していることを示すにあたっての補足を示す

内容は感覚レベルのものを示している
感覚レベルのものを示すにあたって、感知しているものの全てではなく、
どうしてもその一部を示す形になってしまっていると思われる

そうしたことから、今回示した内容と矛盾したり、
異なる方向性の認識や感覚等も持ち合わせた上で、
今回示す内容を感知し捉えている場合がある

それを言語的に意識化できるレベルで
表現化すると、一面的な表現になってしまいやすいため、
捉えたり、感知しているもの、
そのものではなくなってしまいやすい
そのため、自分が感知しているものを
しっくり来る形では表現できていない場合もありうる

同じ内容、言葉、概念であっても
後に言語的な表現や重要視しているものが変化することがあり得る
それを加味した上で、自己の表現欲求を満たすため示していく

また他者にとっても
提供やシェアさせてもらう内容等と
ジョイントするものがある方であれば
自分の中で完全にしっくり来ている表現ではなくとも、
ある意味で過程的なものであったとしても、
何かしらプラスになるものがあると思われるので、
示していこうと思う


3.「意識という言葉が指すもの」


意識という言葉が指すもの、または使われ方は、多様である
例として以下のようなものが上げられる

①「分かる」「捉える」「感知する」などといった働きを示す
 
②おぼろげでも分かっているモノ、コトに対して、
 より能動的に働きかけることを示す
 例、
 コーナーを曲がったら後方に意識を向ける
 かかとを意識して歩く
 呼吸を意識する、足の裏を意識する、
 体験した際の感情を意識化する

③特定の行為の際や、特定の状況の際に、捉えたり感知したり、
 能動的に働きかけたりするパターンを示す(パターン化された取り決め)
 例、
 ○○といった場面でボールを蹴る際には、○○を意識する
 人と〇〇という場面で交流する際には、
 〇〇という気持ちで接することを意識する

④分かる、感知するといった働きを行っている主体を指す
 例、
 意識がある、意識がない
 意識を集中させる
 ○○といった意識になる


4.「取り組み意識と状態について」


個人的に「取り組み意識」という言葉を活用する場合がある
取り組み意識(状態)という言葉は
特定の物事や行為において
上記で示した①②③④のような作用を持つ、
特定の物事や行為に限定化した意識のことである

取り組み意識を意識という言葉が指す④の意味合いで活用する時は
「状態」という表現で活用する場合がある

状態は心や思考の働き、システムの土台となるもので、
状態が変わると、生じたり展開される
心や思考の働きの仕方や方向性自体、
またそのプロセスの体験時に感じる
心や思考の動きの感覚も変化する

取り組み意識も④の意味合いで活用される場合は
状態とかなり近い意味を指すものになる

④の意味合いで活用される取り組み意識と状態との違いは、
体感の変化を重視して捉える時、表現する時は、
状態というラベルを活用する場合が多い

ものの捉え方、観え方、感じ方
(体感覚というよりも認識や思考等を中心としたものの感覚)の
変化を重視して捉える時、表現する時は
取り組み意識というラベルを活用する場合が多い



5.「(取り組み)意識の静的、動的な活用」



Ⅰ.〈(取り組み)意識の静的な活用〉


上記において、意識の意味として以下のようなものがあると示した

②おぼろげでも分かっているモノ、コトに対して、
 より能動的に働きかけることを示す
 例、
 コーナーを曲がったら後方に意識を向ける
 かかとを意識して歩く
 呼吸を意識する
 足の裏を意識する
 体験した際の感情を意識化する

③特定の行為の際や、特定の状況の際に、捉えたり感知したり、
 能動的に働きかけたりするパターンを示す(パターン化された取り決め)
 例、
 ○○といった場面でボールを蹴る際には、○○を意識する
 人と〇〇という場面で交流する際には、
 〇〇という気持ちで接することを意識する

特定の物事や行為、状況等に対して
意識の②③的な作用で特定のアプローチを行うということを言語化等して
示す場合がある
これは特定の物事や行為、状況等に対して
方針や指針などを示す知識や記憶、情報としての意味として
意識を活用している
客観的に名詞的に活用している
これを「意識(取り組み意識)の静的な活用」と呼ぶ

これは示される内容に関する情報を
読んだり見たりしたからといって、
その言語化された情報が示すさよそのものを
できるようになった、習得したということとは異なる

ただ、読んだり見たりすることで、
程度はあれ、理解することはできる

また、理解により顕在意識、潜在意識レベルでの変化があり、
それが様々に影響する可能性はある
ただ、その変化や影響は意識(取り組み意識)を意識的に活用した際ほどの
影響ではない場合がある
この言語化された意識(取り組み意識)の
意識的な活用による作用(変化)と、
理解と、それによる作用(変化)とは、
別のアプローチと捉えられる



Ⅱ.〈(取り組み)意識の動的な活用〉


実際に内側での意図するなどの動的な作用を行う場合は
取り組み意識として言語化された言葉が指す感覚を適用することで行う

〇〇をする時に〇〇を意識する
などの表現があるが
この時の、〇〇を意識する、という表現は、
心の領域での能動的な動きそのものを指していると考えられる

この心の領域での能動的な動きを扱うことで、
取り組み意識を意識的に活用する、ということができる
これを「意識(取り組み意識)の動的な活用」と呼ぶ

この能動的な動きの例として、
イメージするとか、思考するとか、念ずるとか、
意図するなどと表現される、内面での感覚的なアプローチがある

そのイメージとか、思考するということも
様々な感覚的な違いや、感覚的なアプローチの違いを見いだせる
それらにより、体感や感情、認識などや
自己の身体領域の外側などへも
影響を与えていると考えられるようなアプローチが可能になる



6.「取り組み意識と状態の動的活用の影響」


上記で示したように
取り組み意識と状態(個人的な意味合いとしての状態という言葉)は、
ほぼ同じものを指す
その上で、細かなニュアンス、重視している視点の違い、
また表現する際の文脈上の違い等から、
取り組み意識と状態というラベルを
意識的、もしくは無意識的、感覚的に使い分けている

この取り組み意識と状態に関しての、動的な活用については、
状態というラベル(言葉)が指すものに対してはやりづらい
状態は、ある状態Aに変化するために、
それこそ意識というラベル(言葉)の指す
①②③の意味合いでの取り組み意識を用いて(動的に活用して)、
状態Aになるという感じ

状態Aになった後で、
その状態A時における様々な特有の心や思考等の働きを感じたり、
活用する、という感じ

例1、
〇〇という状態になるために〇〇という風に意識する、意図する

例2、
〇〇という行為を行う際には、〇〇という取り組み意識で行う、
〇〇という状態で行う
その取り組み意識(状態)になるために、
〇〇という取り組み意識を意識したり、
イメージングしたり、〇〇と心で唱えたり
〇〇の記憶を再生させたり、
〇〇という認識で対象を捉えたりする

例3、
〇〇という状態に自らを持っていき、
その状態で、〇〇という取り組み意識で対象に〇〇する
そうするといつもと違って〇〇と感じられたり、
〇〇という作用が対象に生じたりする

取り組み意識を見出したり、他者の取り組み意識の内容を理解することと
それを心等の領域で活用することで、
その作用を得られる


7.「取り組み意識と認識との違い」


取り組み意識と認識との違いを示す
取り組み意識と認識との違いを示すにあたって、
意識というラベル(言葉)の指す
④としての意味合いでの取り組み意識は除外する

取り組み意識を④的な意味で捉えると、
感知したり、捉えている主体となる
認識は主体ではなく、
何かしらの主体により観測されるものと捉えられる

意識というラベル(言葉)の指す①②③の意味合いを主として、
認識との違いを示していく

取り組み意識は
法則ではなく、自らの意図や望みが関与して生じた
心や思考、認知などを
動的に活用する際の志向性
およびそれを示す方針、情報
主観的、能動的

認識は自己の中に生じている
既存の概念群で同定できるもの
また、客観性を持つ対象同士の関連性への洞察
(態度として)客観的、受動的

認識としてとらえたことを
積極的に対象に適用する態度で捉える際には、
意識というラベルの持つ①②③の
取り組み意識と同等な意味を持ち作用する
意識の動的な活用に使われる要素になる
ということ

取り組み意識と認識という情報は
発生の仕方や本質的な感覚、質感は異なるが
どのような態度で取り組み意識と認識
といった情報を扱うかにより
取り組み意識の動的な活用と同等な作用を持つものとして
扱われる場合がある



8.「感覚という言葉が指すもの」


感覚という言葉が指している
意味について示す

この感覚という言葉は
意識、状態、認識といった概念自体や
それらに属するものを説明するにおいて
重要と感じるので示す

感覚という言葉は
身体感覚や五感覚を直接的に指す場合と
何かしら感知したもの、捉えたものの中で
感覚という言葉が適していると感じられるものを指す場合があるように思う

後者の、何かしら感知したもの、捉えたものの中で
「感覚」という言葉が適していると感じられるものを指す場合について、
2つのパターンが見い出せるのでそれを示していく



Ⅰ.〈感覚という言葉の活用①〉


まず一つ目の感覚という言葉の適用パターンとして
認識、感情、身体感覚、状態、意識等の抽象度の高い概念として
同定されるようなものを感知した際に、
それに対して適用する、というのがある

認識も感情も意識も状態も
それらを感知する時は感覚として感知する

例、
何かしら言語化できない感情を感じる
Aという認識を感じる、など

その感知した認識や感覚、意識、状態等を
何かしらの適した概念として同定できる場合は、
感知した何かしら
(認識、感覚(身体感覚、五感覚)、感情、思考、意識、状態等の
抽象度の高い概念として同定できる何かしら)を
同定した概念として認識する

こうしたプロセスのはじめにおいて生じる何かしらへの感知に対して、
それを示す意味として感覚という言葉を活用する



Ⅱ.〈感覚という言葉の活用②〉


2つ目のパターンは、認識、感情、身体感覚、状態、意識等の
抽象度の高い概念として同定されるものの主としての意味とは別に、
それら自体から感じられるものについて示す際に、
「感覚」という言葉を適用する、というのがある

また感覚という言葉をこのような意味合いで活用する際には
「質感」という言葉で置き換えて用いる場合もある
この意味合いでの感覚という言葉と、質感という言葉は
文脈や状況等によって、使い分けたりする

例、
Aという認識から感じられる感覚(質感)
Bという概念から感じられる感覚(質感)
Cという感情から感じられる感覚(質感)
Dという状態から感じられる感覚(質感)
Eという意識から感じられる感覚(質感)、など

こうした認識の感覚(質感)等は、
身体感覚や五感覚が指しているものとは異なる
細かく言えば、身体感覚や五感覚を伴う場合もあるが、
主としての感覚の場所や属性は
単なる身体の一部で生じる身体感覚や五感覚が指すものとは、
質が異なるように感じられる
そのため、別のものとして捉え扱う



9.「意識と取り組み意識(状態)、感覚、感情、認識、行動等とのレイヤー構造」


意識、状態(取り組み意識)、感覚、感情、認識、思考、行動等との
関連性と構造について、一つ個人的に認識しているものを示していく

最も土台となるものをAとして、順に以下のような構造になっている

A意識〉
B状態(取り組み意識)〉
C思考、身体感覚、五感覚、認知、判断、思考、感情、認識〉
D行動、アクション


C思考等とD行動等は、行ったり来たりする
B状態(取り組み意識)により、CDが大分変わる
CとDがもたらす結果や過程での感覚、質感が大きく変わる

B状態(取り組み意識)はいろいろ変化可能だし、
体験の中で変化し、それを発見したり、見出したりできる
またCである物事への認識(ものの捉え方、理解など)によっても
新しいB状態(取り組み意識)が生じたり見出したりできる

認識の場合、自分の中で、腑に落ちるほど、
B状態(取り組み意識)にまで影響がおよび、
新しいとか、より望ましいとかと感じられるB状態(取り組み意識)を体感する
また気付くことに繋がり、
自らの内で生じたB状態(取り組み意識)を見いだせる



10.「意識や感覚等の違い、具体例を元にした説明」



Ⅰ.<感情や感覚と、状態の関係性>


意識、状態(取り組み意識)、感覚、感情、認識等の関係性を
具体例を踏まえて示していく

例、
ネコがすごく可愛い
これは感情、または感覚

この可愛いという感情、感覚を
生じる際の背後で作動しているものが状態



Ⅱ.<状態と心や思考等の働き、出力される感覚や感情、認識との関係性>


感情等は心の働きから生じている
状態はその常に無意識領域にて作動している心の働きが
どのように動くかということに影響を及ぼす
また状態は心の働きだけではなく、無意識領域で作動している
思考の働き、認知の働き、身体の働きなど
あらゆる働きに影響を及ぼす土台となっている

状態が変化すると、心や思考等の働きの動きが変化する
結果として生じる感覚、感情、認識など、
その全ての傾向や質感、内容が変わる

今回は意識や状態、認識、感覚、感情、行動等の関係性を示しているので
この心の働き、思考の働き等との関係性は特に示していない
心の働き等は、状態の変化に関わらず生じているが、
状態や取り組み意識により、その働き方が変化し、
結果として生じる感情や感覚が変化する



Ⅲ.<感情や感覚と、状態、意識の関係性>


状態が違えば、ネコがすごく可愛いという感情が生じない
または可愛いという感情が生じた際の感覚(質感)が異なる
同じ可愛いという感情でも、その感覚(質感)は様々なものが生じうる

このネコが可愛いという感情を生じさせた、
感情を生じさせる心の働きに主要な影響を与えたのが、
自分の特定の「状態」である、ということが分かる、気付く場合がある
この状態への気付き、は「意識」により行われる
意識が自分の状態を感知する、または捉え、気付くということが生じる
意識は状態とはまた異なる感覚(質感)の主体として感知される



Ⅳ.<意識の拡大深化について>


余談だが、
意識の拡大深化とは
この感知したり捉える範囲や質が
変化するということとも言える

感情が生じたこと、また生じた感情が
どのような構造からなっているか捉えること、
感情に対してより俯瞰した視点や感覚から、
個の領域でどのように感じているか、
また他の自らの方向性との兼ね合いから
抵抗感が生じているのか
その抵抗感は何から生じているか、
また外側の対象はどうか、など、
それらが感知されている、捉えられるようになっているということ

関連する記事
◆潜在意識等の作用により、ベースとなる体験世界、流れを創っている、
 ということへの段階的な気付きや深まりの実感の仕方



11.「取り組み意識(状態)の感覚、感情、認識等や行動等との連動的な変化」


上記でも示したが、状態(取り組み意識)は
感覚、感情、認識等や行動等の影響により、変化する
また、新しい状態(取り組み意識)が生じたりする

A意識、B状態(取り組み意識)、C感覚、感情、認識、思考等、D行動、
は全て連動している
相互に影響し合っている

A意識、B状態(取り組み意識)を土台として、
その影響を受ける形で心や身体、思考等の働き(メカニズム)が作動し、
様々なタイプのC感覚、感情、認識等が生じる
そうした感覚、感情、認識等の影響を受けて、
何かしらのD行動が展開される

基本はABに対してCDの方が
変化の頻度が多く、ABの方が頻度が少ない
C感覚、感情、認識、思考等、D行動、が様々に生じ、
それらが蓄積されることで
ある時点で、今までにない
A意識、B状態(取り組み意識)が生じたり体験する、
ということが起こることがある

体験直後は明確に自覚化できない場合もあるが、
似た意識や状態(取り組み意識)を繰り返し体験することで、
自覚化(意識化)しやすくなる
また内省や内観等をすることでも、自らの様々な体験時に、
無自覚、無意識の内に生じていた自己の意識や状態、
取り組み意識といったものに気付く場合がある



12.「新しい意識や状態の獲得や見出しによる、新しい質感の感覚、感情、認識、体験等の発生と展開、新しい自分と世界の体験」


新しい意識や状態、取り組み意識等を自覚化、意識化することができたら
以降、その意識や状態、取り組み意識になる、
また、再生させることで、
その状態等の影響を受けた感覚、感情、認識等が生じたり、
展開していくようになる
状況によっては、今までにあまり体験したことがないような
感覚、感情、認識等やその質感を体験したり、
表現することができるようになったりする

それが、何かしらの目的や望み等において、
より効果的であると感じられたり、
より深い満足感や幸福感を及ぼしたりする
新しい自己の発見や創造にも繋がる
新しい世界を体験するような感覚にもなる

この意識、状態(取り組み意識)、
感覚、感情、認識、行動等に関する連動性や構造を元に、
感覚の再生やイメージング、
内省、内観等、様々なアプローチを行うことで、
自分自身の身体、心、思考、
自らを取り巻く外界のモノ、コト、流れ、展開、体験等を
より望ましいものにしていくことが、
主観的な感覚として可能になってくる

関連する内容
◆見えない何かしらを感知する能力に気付き高めるアプローチについて
◆潜在意識等の作用により、ベースとなる体験世界、流れを創っている、
 ということへの段階的な気付きや深まりの実感の仕方


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