今朝ははーちゃんを起こさなかったので遅くまで起きてこず、さらに起きてきた後も、ソファで寛いでいた私の横で自分もと思ったのか、シールとしかけブックを開いた。
しかし、仕掛け作りが上手くできないところにイーッとなり、私が手伝おうかとするとさらにイーッとなり、手元になかったハサミを「ママがもってきてよ」と当たり散らしてきた。

私は人の負の感情をぶつけられるのがすごく苦手で、怖くて謙って従ってしまうか、意地の張り返しで逆ギレしてしまうか、の二択しかなくてどちらも自分では好きでない方法だと思っているので困ってしまう。

今日は違う方法を模索しようと思って、淡々と伝えてみた。
「そんな怒ってお願いごとされたら怖いからやりたくないよ。お願いごとするんならやさしく言ってよ」

するとはーちゃんはさらにイーッとなって、「いやだよーっやさしくなんかできないよーっ」と叫んでいたが、何回かそれを繰り返し、その間にもネチネチしている私ははーちゃんから聞かれてもないのに
「怒るのは良いんだよ。でも怒るのは自分で終われるんだよ。怒ってお願いしても聞いてもらえないよ。」と理屈を並べ続けた。

そんな私の御託には意地でも乗ってやらんという感じでどんどん喚き出し、収まる気配はなかった。

ここで余力のない時なら私もカッとなって感情に任せたことを何か言ったりしてしまうんだけど、幸いにもまだ朝だったのでそうはならず、ものは試しと思って「はーちゃんの朝ごはんのウインナー食べに行こっと」と腰を上げたふりをしてみると、はーちゃんはすぐに「だめだよーはーちゃんのウインナー！」とニヤッとしながら食卓へ走っていった。
そのまま朝ごはん。

振り上げた拳を下ろすきっかけが無かっただけなのか、たまたまタイミングが良かっただけなのか分からないけど、とにかく収まってホッとした。

と同時に、私のきっかけがあったとはいえ感情のコントロールが出来るようになってきたはーちゃんに成長を感じて、すごいなぁと感動した。