以前から鈍痛が有った腰痛が寒さのせいか、立って指揮をするせいか、突然、激痛に襲われた。
真っ直ぐに立てなくなり、歩こうとするとズキーンと来た。

あ~あ　終わった!私の人生。

今まで、健康を唯一の自慢にしていた私は、この状況に戸惑った。

引退？

演奏会の本番が近いのに仕事に行けるのか?
まず、歩けなくなる心配が頭を過ぎった。

論点が少しズレるかも知れないが、歩く事と腰痛は無関係でないと考えた。
先ず、タンパク質が不足して、筋肉が痩せ細って来たのかも知れない。
タンパク質の摂取量が少ないと筋肉から補うそうですね。
足の筋肉は全体の三分の一位有るそうなので、これが痩せ細ると致命的なのは、良く分かる。

ある人は「癌からの腰痛も有るらしいよ!」と話してくれたので、背筋が寒くなった。

この腰痛、罹患患者は多いのに、原因が究明されてない部分が多いらしい。
そこで、これ以上専門的な文献を調べても、さっぱり分からないので、私なりの推論を立て、実施する事にした。
タンパク質不足は、当たっていると思う。
年のせいか、食が細くなったと感じる。
一口食べると、それ以上、沢山は望まなくなった。

家庭生活を反省してみた。

休みの日は殆ど、一階和室の私の専用リクライニングチェアで過ごしている。
noteを書くのも、You Tubeを見るのも、食事も全部同じ場所。

畳だから座ると中々、立たない。

このリクライニングチェアを凝視し考えた。
頭部も可動出来、頭を後ろから押す感じだ。
全体、包み込まれ猫背になる印象だ。
腰は伸び切って、これは絶対良くない。
そこで背後に座布団と低反発クッションを腰付近に入れてみた。

腰が立つようになった。

皆から痛みの有る時は温めないでと言われたが、どうしても、体を温め筋肉をほぐしたいと思い、熱めの風呂に長めに入った。

出た後、処方して貰っていた、塗り薬を患部に塗った。

さて就寝。いつもはベットで寝るが、かなり柔らかく、体が沈み込む。
冬は、シーツの上に、毛布を敷き、その上に寝ているが、寝返りが激しいと、たるみが出来、山の部分が腰に当たるとかなり痛い。

そこで、試しに今日は和室で寝てみた。

畳の上なので、平らだ。
沈み込みがないのでしっかり支えられている感じがとても良い。

朝になった。

起き上がるのが恐ろしかったが、やってみた。

なななんと、鈍痛は少しあるものの、かなり大幅に改善された。

立てるのですよ!
昨日は、下を向いて、猫背で、すり足でそっと歩いていたのに!

仕事は大丈夫。

今、noteを書いていますが、「こんにちわ！」と声がした。
出てみると、合唱団の事務長だった。「これ持ってきましたよ！」

そこには久光製薬のモーラステープL経皮鎮痛消炎剤が握られていた。
腰痛には最高に効く薬だそうだ。

合唱団には薬屋さんの社長もいます。Nさんありがとう！

泣き言を言ったら、お忙しいのに、こんな田舎まで届けて下さいました。涙が出る。

ありがとう。
感謝しかない。
早く快復し最高の演奏が出来ると嬉しい。

如何に、家庭での姿勢が腰に悪影響していたかを、知るキッカケとなった。
もうこんなの、懲り懲りだから、今後は、足腰の筋肉増強と姿勢のチェックを心掛けたい。

それと人の温かさに深く感謝したい。