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心の余白は、あとどのくらい残っているか?

アレルギーって、こんな感じで発症するといわれています。

体内に物質(アレルゲン)になりやすい花粉などの異物が繰り返し体内に侵入 → そのたびに異物に対抗するIgE抗体が増える → 続くとIgE抗体が一定量を超える → ヒスタミンなどの化学伝達物質を放出 → アレルギー反応!!!

ストレスを受けて「もうしんどいよ~」というとき、心の中でこんな感じのことが起きているように思うのです。

いろんな問題(ストレス)が日々繰り返される → そのたびにストレスによって大小さまざまな心の傷が増える → 続くと心の余白がゼロになる → 身体に様々な反応が出てくる(胃が痛い、眠れないなど) → 心が参ってしまう

自分の心の余白は、超ハッピーなときを100として、現時点でどのくらいになっているでしょうか。

「これくらいのプチストレス(1)はなんとかなるだろう」と思っていても、心の余白が50の人であれば耐えられるけれど、心の余白が1しか残っていない人だったら、大きくダメージを受けることになります。

先日掲載した「白黒思考にグレーを加えたい」にて、
極端になりがちな「快・不快」を客観的に0-5点に数値化することで今まで0か5しかなかった感覚に中間点があることに気づけるようにしてみようと記載しました。
その中で、
”私の場合、「快」というベクトルの感情についてはそんなに極端な数値にはならないけれど、「不快」がよりビビットに出るようです。”
と記載しました。

この時にはあまり気づいていなかったのですが、心の余白が「1」しかない人にとって、大小にかかわらず、不快なことが起きた時点ですぐに心身に症状がでてしまうことになってしまいます。目の前の問題(ストレス源)をなんとか回避できたとしても、すぐにまた別のことで心身に症状がでてしまい、常に何かに追いかけられているような状態になってしまいます。

こういう場合、まずは心の余白を取り戻すことを優先しましょう。これ以上、ストレスを受けないような場に避難しましょう。そのうえで、専門家に相談しましょう。

我慢強い人、頑張り屋さんは余白が5や10くらいでもできたら、もう大丈夫とまた頑張ってしまいます。それは危険です。
余白はきちんと100近くまで戻しましょう。そのためにはどんな風に暮らすのがいいのか【真剣】に考えましょう。とっても大切な自分自身を、一番守れるのは自分自身です。他の誰かではなく、自分でしかないのです。こう言われると突き放されるような感じがあるかもしれませんね。私はそうです。

私もセルフセラピーとかマインドフルネスとかいろいろとやってみました。でも、それは余白が100に近い人であれば有効でしょう。もう余白がほとんどないよ、辛いよという方には焼け石に水だと思うのです。どうか重症化する前に、一人で頑張らず、だれか頼りにできそうな人、いなければ専門家に相談するのがいいと思います。

今、自分自身を振り返り、素直にそう思うのです。
世の中は世の中が欲するような人になって欲しいと要求してきます。でも、やはり生まれ持った性格・性質に沿った生き方が一番安心で、幸せなのだと思うのです。


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