22:22

街に大粒の雨が降り注ぐ
羽が濡れないように傘をさして
月明かりを探す
水溜りに映った心を覗き込んで
ちゃんと笑えてるかなって。

鳥なのか天使なのかわからない
自分は一体何者で
飛ぼうともしないこの羽を
持て余してるだけ
きっと何か理由があるけど
今は知らなくてもいい

羽が濡れたらどうなるかわからない
濡らしてはいけないと言われただけ
ただルールを守って
好奇心も持たずに
ロボットみたいに人間のフリをする
そんなことすら気づかずに


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