早くもやって来た「クセ強客(と書くがクソ客と思ってる)対応」

色々思うことはあるが、心の整理の為の愚痴吐き日記。お付き合いくださりありがとうございます。

当方書店員。昨日は特に人がいなくて、レジ専任でもないのに5時間もレジ担当をしていた。
お客も少ないので良い塩梅かと思いきや、お問い合わせが殺到。
そのドタバタの中出会った、恐らくアジア圏の外国人(ハーフ?)のお客さま。

「某雑誌の夏号のを探している」とのことだった。
お問い合わせ対応をし始めて3日目だった私は、緊張しながら見せてもらった表紙の情報をメモする。
今思い出すと、さり気なく「あっちの方見れば分かると思う」とか言ってたのが気がかりだったが、とりあえずそのメモを元に、何処の棚にあるか検索をし始めた。
するとお客さまが
「何でそんなずっとやってるの?見に行けばいいでしょ?」

本を探す為に検索を掛けてたら怒られた。
欲しい本が何処にあるか分からないから私に聞いたんじゃないのか。
これ如何に。

ずっとやってると言うが、5分も経っていなかったと思う。
本当に意味が分からなかったので、「探してみないと何処にあるのか分からないので…」と正直に言った(言ってしまった)。

すると騒ぎを聞きつけたのか、ベテラン先輩が来てくれたので、お客さまが雑誌をお探しの旨を伝えた。実はもっとショックだったのが、先輩の助言
「あっち!あの辺りにあるから!」

あっちって何処やねん。分からないから調べてたんだろが(そしたら怒られたんだが)。
確かに店内見学をして、ざっくりした棚の位置はインプットしたが、棚の担当を持ってる人ですら、自分の棚以外の情報は曖昧なのに、入社1ヶ月未満の私が「あっち」で分かる訳ないだろ、現実的に考えて。

もしかしたら、先輩も途中介入して混乱したのかもしれない。
「先輩だったら混乱に支配されないで助力してくれよ」というのは、「先輩像」への私の押し付けだ。

それでも、「あっち」という曖昧な表現の中に、棚番号が微かに聞こえたので、とにかくそっちに向かってみる。
とにかく自分が今出来ることをするしかない。

何とか雑誌を見つけ、ブックカバーをラッピングと表現されたり、見たことないバーコード決済をしたり、色々ハラハラはしたが、お会計終了まで漕ぎ着けた。

そのお客さまには最後「難しいことさせてごめんね」と謝られた。
ぶっちゃけ「分かり合えて良かった」とは微塵も思わなかった。
この人は自分の都合で人を振り回して、最後に飴を与えて無かったことにする、所謂モラハラ気質の人なんだろうなぁと思った。
モラハラ気質の人は、相手に罪悪感を与えて支配しようとする。

私も、「経験の浅さで、ニーズを汲み取り切れなかった」という反省は感じている。
しかし、それ以上は自責の沼に沈んではいけないと思った。「自責か他責か」の二元論的考え方にも陥りたくない。
馬鹿に真面目な性分が根元にあるし、世間もそういう風潮にあるので、戒めないと流されそう。

これが仏教の本で読んだ、自分のご都合通りに行かない故の苦しみかと実感した。そして、自分を否定しないで欲しいという気持ち。

お客にはピンからキリまであり、さまざまなグラデーションがあると思うので、私より辛い思いを、もっと早くしている人もいるかもしれない。比較するような話ではないが、明日は今日とは全然違うのだ。
仏教曰く、過去は過ぎ去った物事。もはや思い出したところで、ただの妄想、煩悩でしかない。
自分も、今この時に集中したいし、行きたいと思う(このマインドのおかげで、動揺の中雑誌を見つけることも出来た)。

都合通りにいかない物事を嘆きながらより、シンプルに、平坦なメンタルで生きて行きたい。

難しい世の中を生きる皆さま、今日も明日も明後日も、お疲れさまです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?