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現場を歩いて考えたこと

今年の夏から秋にかけて、十勝広尾、標津、利尻、瀬棚、函館と色んな漁村を見ました。

どのような漁業を行うことが、未来に漁業を残すことにつながるのかと真剣に海と向き合う漁師。

ただ目の前の魚をいるだけ獲って、未来のことを考えているのかと疑いたくなる漁業者。

そんななかで思うのは、ほとんどの漁業者が目先のことしか考えていないということ、海の変化に対応する努力をやめているということです。

獲れる魚は変わった、しかし、獲り方も、扱い方も、売り方も従来のまま。

鮭をつかってくれていた業者がブリを使ってくれないからと言って嘆くだけ。

そりゃそうです。加工業者は今まで通りサケが欲しいのです。

ブリしかないならブリを買ってくれる業者を探すこともしない。

このままでは漁業の未来はないと感じました。

そのなかで標津で伺った波心会の目標としていることは感銘を受けました。

「海の豊かさ魚の命を後世に繋ぐ漁師を志す」

後世に繋ぐ、具体的に、この方達は自分の子供たちに誇りをもって漁師という職を勧められるために波心会という団体を立ち上げたとのことです。

自分も豊かな山、川、海を後世に繋げるように仕事をしていきたいと強く感じました。

以前書いたように、自分のような魚がいないと嘆く大人に憤る川ガキを作らないようにしていきたいです。

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