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そうさつと言うアホな部長

暴力部署から異動して別の事業所へ。そこは中途採用の人ばっかり。前職をなんらかの事情で辞めた人の集団である。例の大阪の軽自動車メーカーから来た人とか、大手電気メーカーが縮小してはみ出した人とか、大阪の南端のほぼ和歌山から片道2時間かけて小旅行みたいに通勤する人とか。バラエティさがいっぱい。ここは品質管理部門であって製品の最終品質を判定するのであるがその判断基準があやふやで強い人と弱い人とは基準が違う。そもそもその製品の最低限の品質基準をどうやって決めるか?で、これも基準がないし自分たちでは決められない。で、誰に決めてもらうかは設計者任せであってそれに従うと生産部門からクレームが出てくる。あっち向いたりこっち向いたり社内政治で振り回されてダイハツの不祥事はこんな事から始まったのだろう。わたしにはぜんぜん面白くない仕事だった。そうこうしてたら年配の部長が引退し、その後来た新任の部長。これがなかなか驚くほど頭が悪い。また、何考えてるかわからない。大きな会社イベントの発表会。「相殺」を、大勢の前で、「そうさつ」と言う。品質管理部長が、絶対ちゃんとしないとあかん人やけど、ああ、この会社終わったわ、そう思った。それが2016年。早々にそこも合わなくてしんどかった。つづく…

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