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縁を結びに行ったアラサーの話。

こんにちは。
自分に向けた記事投稿ばかりしているわたしと言います。

今日の話はなんとなく記事を読む方を意識したいと思ったので、タイトルを変えていますが、基本的に文体はあまり変わりません。

わたしはコロナ禍の間に彼氏と別れ、フリーを謳歌しつつもそろそろ焦りを見せだしたアラサー女です。
世の中のアラサーの例に漏れず、周りの結婚や出産の報せに感化され、そろそろ婚活か…?と思いつつも、根がコミュ障なのでなかなか行動に移せない。

それでも今年はなにかしら人との出会い(結婚とか以外の面でも)をとにかく意識しよう、と思い立ち今年の目標にしました。

まずは年の初めの神頼みから。
東京では縁結びのご利益があるとして必ず名前の挙がる「東京大神宮」へお参りをしてきました。

多少年始を外したので空きつつも、お参りの列が途切れない神社。
若い女性たちや夫婦などいろんな人々に混じって並び、お参りをします。

ここでは「恋みくじ」や「縁結びみくじ」が人気だそうなので、私も引いてみました。
授与所のみなさまが大変寒そうだったのが印象に残っています。

恋みくじは小吉。特に思い人もいない今の私ですが、「とにかく常に恋の火を灯し続けなさい」と熱いメッセージが書かれていました。
理想は「年が離れて」いて、自分の干支と比較すると上は8、下は4歳違い。どちらを取ってもあながち間違っていないけどどうとらえよう…そしてしし座かいて座のAB型が良いって。
信心があれば縁談も結婚もうまくいくとのこと。

縁結びみくじには可愛らしいお花の絵がついているのですが、それが昔推していた人の好きな花で、かつお参りした日がその人のとある記念日だったので静かに震えました。
こちらは中吉。「とにかく先のことは考えず熱心に恋すること、明るい未来が待っているだろう」とこちらもなかなか熱い。

熱心に想い続けたい相手にそもそもまだ出会えてないんだけど、なんでこんなに熱いエールばっかり来るんかな…と意味を考えながらしばらく散歩していました。

途中で少し休憩したくなったので、GoogleMapで見つけた雰囲気の良い喫茶店へ。
穏やかそうなマスターが丁寧に淹れてくれたコーヒーで一息つきながら、途中から他のお客さんがいなくなったので雑談していました。
聞けば、いわゆる脱サラをして1年ほど前に開業したとのこと。
夢があっていいな…自分のお店が持てるってうれしいだろうな…と思いながらお店を後にし、またふらふらと散歩。

そのとき、ふとおみくじの内容が腹に落ちたというか。
結局今って、「なんとなく違う」「やりたいことはこれじゃない」というぼんやりした気持ちで仕事をしていて、当然やる気も出ず、熱意もなく、ただ時が流れていくのに身を任せているだけなのでした。
日常生活においても「情熱」とか「火を灯すこと」とかをすっかり忘れてしまっていたなあ、ということに、おみくじと夢に向かって走り出したマスターによって思い出されました。

年始に何かで読んだ占いにも、「自分が何かを一生懸命取り組んでいる姿を素敵だと思ってくれる相手が現れる」みたいなことが書いてあったぞ、と合わせて思い出し、同じことを手を変え品を変え言われているのだ…!と驚きました。

目の前の仕事が嫌で、自分を支え認めてくれる相手に出会いたい、と思って始めたくなった婚活。
そのど初っ端で、そうした自分の甘えた気持ちに真っ向から渇を入れてくれた東京大神宮。
パワーの強さにおののきつつ、まずは自分が輝いて生きること、熱意を持って取り組むこと、それをしっかりと意識して今年を生きよう。と思える一日になりました。
自分を見失いそうになったときは、偶然出会ったあのときの喫茶店でコーヒーを飲みながら、この日の気持ちを思い出そう。


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