縁切り神社に行ったら友人との縁が切れた話。
こんにちは。
いつも自分に宛てたnoteばかり綴るわたしと申します。
先日旅先で神社に寄ったとき、ふと思い出した話があったので投稿してみます。
後日談もあり。
きっかけは2年前
遠距離恋愛やコロナ禍も乗り越え3年付き合った彼氏と別れた春。
振ったのは私で、理由は何かと束縛が多く身勝手な持論を振りかざす姿に嫌気がさしたからでした(逆によく3年もったよね。コロナ禍で遊ぶ相手もいなかったから暇だったのかな)。
それから半年。一人で好き勝手生きられる自由を満喫し、でもそろそろこのまま一人で居続けるのもやばいかも、と思ってなんとなく行ってみたのが、大阪にある生國魂神社、通称いくたまさん。
本殿もとっても立派な神社なのですが、境内の端にひっそりある鴫野(しぎの)神社というのが縁切り&縁結びで有名でして。
別に誰との縁を切りたいとか、誰との縁を結びたいとかは特段なかったのですが、自分のリスタートみたいな意味を込めてお参りしてきたのです。
縁結びを実感する翌年
翌年。
いくたまさんに行ったことすら記憶の彼方にありましたが、春頃からにわかに仕事が忙しくなってきて、多少無理した出張や会議を上司にごねて通してもらった結果、人脈が社内外に広がり、それが効いたのか部署異動とともにちょっと出世しました。
そんな慌ただしい半年間を過ごし、少し落ち着いた1年後の秋にふと、
「こんなにいろんな人とのご縁ができたのはいくたまさんのご利益だったのかもな…」と思い出したのですが、同時に、一人大事な縁が切れていたことに気づいたのです。
縁切りの効力
それは、私の仲が良かった職場の同僚でした。
私がいくたまさんにお参りしてから1ヶ月後くらいに突如会社を辞めてしまいました。
たまに一緒にランチへ行って、お互いの愚痴をこぼしていたので、心にぽっかり穴が空いたようでとっても寂しかったです。
ところが、彼女の存在が私にとっては足かせにもなっていたようでした。
実は彼女は経理を担当していて、いつも「〇〇部がこんなくだらない出張行ったんだよ」とか「先日の接待すごい金額だったの」とかの愚痴が多く「会社のお金いっぱい使って出世できるなんていいよね〜」というぼやきに帰着するのでした。それに対し、どちらかといえば出張に行く方の部署にいた私は「それはひどいね…」などと相槌を打つことしかできず、せめて私は出張を節制して彼女の仕事を増やさないようにしよう…と考えていたのでした。
でも、それでは仕事に限界があるわけで。
彼女の退職後、私はリミッターが外れたように仕事をした。彼女の手を煩わせることもないと思うと、どんな出張だって必要だろ!という強い思いで経理を説得しに行き納得してもらった。そしてそんな行動力が認められて社内での評価も上げることができた。
ということは、彼女は切れるべくして切れた縁だったのかもしれない…と思うに至り、これはいくたまさん、そして鴫野神社の効き目なのかもしれないなと一人静かに驚いたのでした。
縁切りって恋愛沙汰とかのイメージしかなかったから、こういう効き方するのか…!って衝撃だったのだけど、やはり由緒正しい神社は効き目がえげつなかったです、というお話でした。
その後
ちなみに後日談があります。
部署異動をしてあまり経理担当とのやり取りをしない仕事となり、しばらくして元同僚から
「結婚します!」という報告をもらいました。
音信不通の期間が長く、完全に縁が切れたつもりでいたので、幸せの報告をしたいと思って私に連絡してくれたことがとてつもなくうれしくて、速攻でお祝いを送りました。
神様は、しかるべきときが来れば縁をもう一度つなげてくれるんだな、というのも感じられてありがたい気持ちになりました。
再びいくたまさんへ
先日いくたまさんを再訪してみました。
休日の昼下がり、とっても穏やかな空気が流れていて、新緑があふれる境内をのんびりとお散歩してきました。
婚活を始めてからは初めてのお参りになったので、然るべき相手とのご縁と、自分にとって不利益となってしまう人々との縁切りをお願いしてきました。
境内には他にもいろんな神社がありまして、そのうちのひとつ、家造祖(やつくりみおや)神社は家造りの神様で家内安全にもご利益があるとのことから、「円満な家庭がいつか築けますように…」としっかり拝んできました。そしたら目線の先には…
お猫様がお昼寝あそばされてました。笑
猫もくつろげるくらい優しい神様なんだな〜と思ってちょっとほっこりしました。
オチは以上です。
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