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自然の刺激で感覚統合

自閉症など発達障害児・者は刺激に弱いといわれます。でも、どんな刺激にも弱いのでしょうか??
そもそも「好きなこと」「やりたいこと」をさせてもらえないから活動へのハードルが高くなっているだけなんじゃないの?!と思うことが多いです。

夏に小学生男児を数名連れて川遊びに行きました。
ライフジャケットをつけ、大人でも足がつかないくらい(ちょっと潜れば下につける)の深さの泳げるポイントまで沢登りをしました。

川の流れとか石で滑るとか虫が飛んでくるなんて予測つかないことばかりですが、みんなガシガシ進む。
泳げるポイントに着いたら、えいやっとドボン。ドボンしない子も深そうなのを見たり足だけいれたりして確認しながら、深いね〜楽しいね〜✨と、きゃっきゃ遊びました。

保護者と合流して、衝撃の事実が発覚。

いち早くドボンした子の1人が、日頃は顔を洗うために顔に水をつけるのも嫌!お風呂でもお腹くらいまでの低水位ではないと嫌!という感覚過敏を持っていたんです。

え〜っと。
足がつかないところにライフジャケットで入っていって遊んでたので、顔に水なんてかかりまくりでしたが…
パニックなんてないし、何回もチャレンジして楽しそうでしたが…
え〜っと。
感覚過敏ってなんでしょうね?!

自然の中にいると、街とは違う刺激がたくさん入ります。風、鳥の鳴き声、水の触感、足が滑るかもしれない緊張感、何が起きるか分からない高揚感など。
そういったものたちが、過敏といういわば感覚への過集中を紛らわせてくれているのではないでしょうか。

感覚過敏があるから自然体験はちょっと…と親や支援者が尻込みしていても、いざやってみたら過敏がどっかいっちゃうことは少なくないと思います。

多動があるお子さんだと川遊びなどに行くのが「怖い」保護者さんも多いとは思うのですが…
普段行かないなら、泳ぐまで行かずとも、水位の低い川を歩くだけでも充分楽しめます。
楽しい自然体験は難しいことを考えなくても全身運動となり、感覚統合がすすむに違いない…。

遊ぶの大事!!!!!!

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