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放課後等デイサービスの指導員や重度訪問など、障がい者支援系介護福祉士。自身はいわゆる発…

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放課後等デイサービスの指導員や重度訪問など、障がい者支援系介護福祉士。自身はいわゆる発達グレー、多動めなADHD。言語発達遅延の息子を子育て中。 記事に出てくる事例は実際に起きたことですが、設定には少しフィクションはさんでおいてます。

最近の記事

頭をぶつけたらパニックが増した?消えた?

そこそこ重度の自閉症小5男児。 友達に遊びを誘われた(おめめでどうのお話しメモ使用)のが嬉しくてテンションがあがっていたところ、楽しすぎて歓声が出たり動きが大きくなってりしていた。いつもじゃないことが起きて若干パニック気味。 その勢いのままイスからジャンプしたら、ジャンプが高くなりすぎて頭を天井にぶつけてしまった。 するとどうでしょう。 なんと静かになったことか……… おめめどうのセミナーなどで聞く「自分の中が留守だから他人や物への執着やこだわりが起こる」とは、こうい

    • 大丈夫って言わないで

      ひっっっさしぶりにスレッドを開いたら 「そのままでいいんだよ」と受け入れてくれて、発達検査の結果を見なくていいと言うフリースクールの先生が素晴らしい! という投稿が目にはいってきてびっっっくりした。 カテゴリーとか検査結果だけを見て関わる輩は勘弁して欲しいけど、それとこれとは別じゃない?! 得意なことや不得意なことが、日常的な関わりだけではわかりづらいから検査をして見える化をする。 目の前の子どもを見ることと、情報を持っておいたり目安をもっておいたりカテゴライズしておく

      • 自然の刺激で感覚統合

        自閉症など発達障害児・者は刺激に弱いといわれます。でも、どんな刺激にも弱いのでしょうか?? そもそも「好きなこと」「やりたいこと」をさせてもらえないから活動へのハードルが高くなっているだけなんじゃないの?!と思うことが多いです。 夏に小学生男児を数名連れて川遊びに行きました。 ライフジャケットをつけ、大人でも足がつかないくらい(ちょっと潜れば下につける)の深さの泳げるポイントまで沢登りをしました。 川の流れとか石で滑るとか虫が飛んでくるなんて予測つかないことばかりですが、

        • 見通し元カレ今カレ理論

          ※自閉症支援の話しです。 Aくんと別れた。 いつまでもいつまでもAくんのことを考えてしまう。 次に出会うかもしれない、出会わないかもしれない新しい恋人についての妄想が止まらない。 ↓ Bくんに出会って恋をした。 元カレ(Aくん)のことはすっかり思い出すことがなくなった。 Bくんをいつどこにデートを誘おうかな?など具体的な行動を考えることが増えた。 今カレができる(見通しがある)ことで、元カレ(過去のあれこれ)に苛まれず、いつかどこかで誰かにという妄想にも囚われなくなる(い

        頭をぶつけたらパニックが増した?消えた?

          障害は環境がつくると言うけれど

          パンダちゃんは年長さんの時にやってきた。ちょっとビビりなところはありつつも運動器具に対して興味津々で、なんだかんだ楽しく運動療育に参加し、集団で過ごしていました。 小学校に入学してしばらくすると、なんだか様子が変わってきた。 「できないから運動したくない」 「わたしはレゴで遊びたいのに、遊ぶ時間が無い」 「プリキュアの塗り絵がなきゃイヤー!」 「宿題する時間が欲しい」 運動には参加せず遊び道具を出しにいこうとしたり、宿題やろうとしたり。 帰る時間間際になって「塗り絵がした

          障害は環境がつくると言うけれど

          「出来ない」と言って新しいことに挑戦しようとしないんです。

          たとえば真冬の年末。 川を見ていた子どもが「川に入りたい」と言った時。 「準備をなにもしていない」 「寒いと思うよ」 「怪我したらどうするの」とか…。 失敗前提でまず止めがちではないでしょうか。 たとえば初めてのスキー。 「やったことないから怖い」 「転んだら痛そう」 「寒いの嫌」 ↑ こんなことを言う子どもに対して「新しいことは怖いよね。失敗するだろうけど、まずは挑戦してみようよ!」も言いがちではないでしょうか。 それぞれのたとえばは、いろんなシチュエーションがあると思

          「出来ない」と言って新しいことに挑戦しようとしないんです。