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#45 普段行かない『弱肉強食公園』で学んだこと

「普段行かない公園に行ってみよう」
軽い気持ちで公園ミニ遠征をしてみたところ、思わぬ学びがあった先週の日曜日。

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公園でこどもによく言う言葉ナンバーワン「順番だよ!」

親からだけでなく、保育園でもよく言われているようで、
園からの連絡ノートには
「今日も順番を守ってみんなと公園で遊びました」
「ムスメちゃんがみんなに『順番ね』と言ってきかせていました」
などと書かれてくる。

加えて、我が家近隣の公園は小規模なものが多く、人気の滑り台も細幅の1人で滑る用。
待つスペースも細幅だから自然とこどもたちは順番になる。

一方、今回遠征した公園には2~3人で滑る幅の滑り台があって、
ここがまさしく弱肉強食。
いつもの『順番』が通用しないのだ。

『順番』していると他の子が横入りする。
あるいはムスメの隣のスペースにすっと入ってピューっと滑っていく。
でも『順番』しないと、前には他の子がまだ滑っていてぶつかってしまう。
だからそわそわしながら自分の滑る順番を待っているムスメ。
「ムスメも『順番』してるのに、他の子は『順番』しなくてずるい!」と泣き出す。
そんなことが何度かあった。

基本はルールを守ってほしい。
自分のことだけを考えて他者を傷つけることはしてほしくない。
でもルールを守るだけじゃ、バカを見ることがある。
だから周りの様子を見ながら、守るべき時は守り、
守らなくても平気なケースにはうまくやってほしい。。

そんなことをどう3歳児に伝えればいいのか。。。

どう声掛けするかを迷った挙句、
今回の滑り台に関しては2つだけムスメに伝えることにした。
『順番』をすることの理由、それからルールを守ることについて。

「『順番』するのはお友達にケガをさせないためだよ。押したら危ないし、前にまだ滑っている子がいるのに滑り出すのも危ないから」

「順番やルールを守る/守らない、というのは実は自由。だから守らない子がいることもある。でもルールを守らない子には守らない友達しか出来ない。だからママはムスメちゃんにはルールを守ってほしいし、ルールを守る子とお友達になってほしい」

これくらいしか言えなかった。
どこまで伝わったのかがわからないけど、とにかく頷くムスメ。
その後は泣かずに、遊んでいた。

わたしはと言えば、ムスメがたくましく遊ぶ姿を遠巻きに見ながら
これまで理由を伝えずに『順番』とだけ伝えてきたことを反省。

正直、日々暮らしていく中でルールを守った方が良い時(大半はそうだけど)と、ルールを守る必要がない時がある。
よくわからない校則とか、職場のお局ルールとか、過去からの慣習でいつのまにか暗黙のルールになっていることだとか。
変なルールまで、何も考えずに守るようになっては困るのだ。

これからは出来る限り、理由と共にルールを伝えて行きたいと思った出来事。
ルールを伝える時以外でも、極力なぜママはそう考えるのかを伝えていこうと思う。

ちなみにこの公園には5時間滞在をした。
後半はムスメも折り合いをつけたようで、
『順番』を適度に守り、適度に破り、
その場でお友達になった子とタイミングを合わせて滑ったりしていた。

近所の公園ではなかなか出来ない体験だった。

日常から小さくでも離れてみる。
違う結果・経験が欲しければ、普段と違うことをしてみる。
本当にその通りだね、を体感した1日。

※行くきっかけになったのはこちらの公園紹介記事


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