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あったりなかったりする話を発信する都民。

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最近の記事

バリキャリができないことに向き合ってみる

はじめにコンプレックスと言うほどではないし、生活にほとんど支障を感じないが、私には地味にできないことがたくさんある。自分の良いところに目を向けて、もっと自分を好きなろうぜ、自己肯定感上げていこうぜ、というのが世の中の風潮だが、幼少期に割と周りの大人達から褒められて可愛がられて育った結果(ご家族をはじめとする皆様、その説はありがとうございました)、比較的自己肯定感は高めのバリキャリがここに爆誕してしまっている。こんな私だからこそ、こんな時代だからこそ、敢えて逆行し、敢えて己に厳

    • バリキャリが2023年に買ってよかったものを語ってみる

      はじめに なぜ今更2023年?こういうのって年の瀬に振り返るものでは?と思われた方もいるのではないだろうか。はい、私もそう思っています。 しかし、物の真の価値というのは、必ずしもすぐに分かるとは限らないのではないだろうか。恋愛と一緒で、大抵は高揚感に始まり、倦怠感で終わっていくのである。 なので、冷静に振り返ってみて、本当に買って良かったな、という物を紹介してみたい。 私は買い物という行為がすごく好きである。数百円くらいの生活必需品でも、数十万円する生活には必需では無い贅沢

      • 故郷・実家がないというコンプレックスとどう向き合うか

        みんなが当たり前のように手にしているのに自分にはないもの、というのは誰にでも一つくらいあるのではないだろうか。 それは家族構成や育ちなのかもしれないし、学歴や職業に関わるものかもしれない。あるいは、健康面や容姿など身体に関わる何かというのもある。いずれにしろ非常にセンシティブであり、何気ない日常の会話も、きっと誰かのコンプレックスを意図せず刺激してしまっている。 私の場合は、故郷がない、実家がない、ということである。 当たり前に持っているあなたからしたら「え?そんなこと

        • 豊洲で1人土曜日の朝を過ごしてしまった女の話

          よっぽどの用事がない限りは自ら訪れることはない街、それが豊洲である。 公園も大型ショッピングモールも、川沿いには心地よさそうな遊歩道もあるけれど、「時間あるから今日は豊洲行こうかな」とは絶対にならない。だったら家にいたい。 まずなんだか物理的に遠い(私の家から)。それに豊洲という街は、2人以上のグループにのみ許される街のような気がする。 だから、誰かといる豊洲は大丈夫だけど、たくさんのグループの誰かとばかりすれ違う1人の豊洲は、よく分からないけれど、あんまり大丈夫だと思

        バリキャリができないことに向き合ってみる

        • バリキャリが2023年に買ってよかったものを語ってみる

        • 故郷・実家がないというコンプレックスとどう向き合うか

        • 豊洲で1人土曜日の朝を過ごしてしまった女の話

          文フリ他己紹介(はる・ゆりこ)

          突然だが、2024年5月に開催される文学フリマに親しい友人と3人で出展することになった。 元々本を読むことは好きだし、いつか何か書いてみたいという漠然とした憧れはあったけれど、彼女たちがいなければ、このような機会は一生訪れなかったと思う。恥ずかしながら、文学フリマの存在も知らなかった。改めて感謝したい。そして、私から見たはるとゆりこという人物についてここに紹介したい。 はるという人について https://note.com/haruninaritai 名前こそはるである

          文フリ他己紹介(はる・ゆりこ)

          バリキャリ、ピラティスに目覚める

          突然だが、私の趣味は旅行・グルメ・料理・美容健康全般(ヨガ・パーソナルトレーニング・他)である。 結果的に都会のOLを凝縮したような趣味のラインナップで、こうして改めて言語化したり、人から趣味を聞かれて答えるたびに、何だか微妙に恥ずかしいのだが、事実なのだから仕方がない。 そしてこの度、美容全般(ヨガ・パーソナルトレーニング・他)にピラティスが加わったことをここに宣言したい。 これまたトレンドに流され、その上しっかりOLの趣味の王道コースを極めてしまい、ますますお恥ずか

          バリキャリ、ピラティスに目覚める

          私はバリキャリなのか

          私は自分で自分をバリキャリだと思ったことは一度もなかった。ただ、周囲の人からそのようにカテゴライズされる中で、バリキャリとしての自我が徐々に生まれてきた。 そもそもバリキャリとは何なのだろうか。「バリバリに働くキャリアウーマン」という微妙にダサく時代錯誤感溢れる言葉の略語であり、その定義は定かではない。その定義を巡って、Twitter上で人々が「年収600万はバリキャリだ」とか「そうじゃない」とか定期的に白熱しているような、そんな印象である。 実生活において誰がバリキャリ

          私はバリキャリなのか

          三十路湯河原執筆合宿

          私は今、湯河原のとある宿にいる。遡ること2023年11月、友人達とお互いのブログや仕事のレポートを読み合い、称え合ううちに、「というかこんなに面白いんだから本出せるんじゃない?」と盛り上がり、その場で2024年5月に開催される文学フリマに応募した。 それから季節も移ろい、現在は2月も終わりに差し掛かっている。 我々は10年来の仲であり、それぞれの生活がある中でも、定期的に時間を作っては、飽きずに更なる親睦を深めている。大人になってこういう友人がいるのは本当に貴重である。

          三十路湯河原執筆合宿

          TheRowのパークトートを手に入れた女の話

          マルゴーに引き続き早々にパークトートを入手するとは、どんだけ富豪なんだ、という感じだが、残念ながらそういう状況では無い。 前回あんなに熱く語ったマルゴーは色々と予期せぬトラブルがあり(販売側、ブランド側のフォルト)、残念ながら返品に至ってしまった。ネットで高額なものを購入すると予期せぬ事態も起きるんだと言う自分への反省もあったり、販売代理店である集英社の対応も、その裏側のザロウジャパンも、ありえないというか残念としか言いようがないことがたくさんあった。その件についてもいつか

          TheRowのパークトートを手に入れた女の話

          TheRowのマルゴーを買った女の話

          その衝動は突然にやってきた。 かねてよりザロウのミニマルなデザインは私の好みであった。デパートやセレクトショップに足を運ぶたびに、それとなく立ち寄ったり、横目で見たり、いつもどこかで気になる存在ではあった。 結論から言えば、タイトルの通り、私はマルゴーを購入したのだが、当初はずっとトートバッグが欲しいと思っていた。 が、トートバッグ然り、そしてかの有名なマルゴー然り、実物を手に取る機会には、この数年間を通じて一度も恵まれなかった。 「いくらデザインが好きとはいえ、すごく高い

          TheRowのマルゴーを買った女の話