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#9 2024冬アニメ雑感

お久しぶりです。何とか戻ってきました。
今期は不作と思いきや意外と粒ぞろいな印象。初動感想と素人評価S〜D(A〜Cは差別化の為+-)でつけていきます。基本的にDを付けてる作品は既に切っていたり、これから切るであろう作品だと思って頂ければ。




悪役令嬢レベル99

評価B-。女版私TUEEEE作品。意外と女の子してるとこが良い。ユミエラのcvファイルーズあいさんの声域広いな。

異修羅 

評価C+。多分テイストは十二大戦とか終末のワルキューレに近い。今の所はキャラ紹介と土師孝也さんのナレーションを楽しむアニメ。厨二心を擽られる。これからに期待。

俺だけレベルアップな件

評価B-。作画が良いなろう。結局は量産型でしかない。「ぼくが考えた理想の成り上がり」を映像化したもの。
外国人の作品を何故かA-1が請け負って本気作画を見せつけてくる。不可解。

愚かな天使は悪魔と踊る

評価C+。ギャグが寒い。劣化かぐや様みたいなイメージ。

休日のわるものさん

評価C-。ほのぼの系。コンビニバイトとの掛け合いとパンダへの異常なまでの執着心をたのしむアニメ。気になるキャラが出てきたのでちょっと期待。

キングダム第5シーズン

評価B+。慶舎と桓騎の黒羊丘での戦いが中心。まぁキングダムの中でも一二を争うくらい好きな戦いなのでどう作ってもそれなりの面白さになる。原作とアニメで乖離があり過ぎて読み返したくなる。

結婚指輪物語

評価D。合わない。切ると思います。

外科医エリーゼ

評価C+。女版異世界薬局。A1(異世界)→B(現代世界)→A2(異世界)といった具合で3回目の転生。A1での外交や戦争といった事象+Bでの医療知識を得た上でもう一度異世界をやり直せるというチートてんこ盛り。主人公の医療に対する向き合い方、覚悟は一つの信念の現れ。だが、あくまで創作で視聴者目線ではいつものチートなろう。

最強タンク

評価D。主人公の謙虚さが逆に不快感になっている。俺なんかしちゃいました?の系譜

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。

評価A+。今期、私に頑張ろうと思わせてくれる枠。1〜3話までの構成が見事。1話、2話の掴みとして境遇の根本を移すのではなく、逃げ回っている画や、指名手配での肩身の狭いギリギリの生活などといった、主人公アイビーの無力感が全面に押し出され、3話でのバックグラウンドでガツンと落とし込み、感情を揺さぶる。
タイトル詐欺では無い、若年8歳の最弱のテイマーである少女は、最弱のスライムを連れ、日々汗を流し、小さな幸せを積み上げながら懸命に生きていく。その様は少しばかりの悲哀と、現実世界の自分自身への大きな原動力を与えてくれる。アイビーの様に頑張ろう。後OPも好き。

佐々木とピーちゃん

評価C-。1話長尺で使ってしたかった事は、エンドロールで佐々木性沢山キャッキャだったのか?
要素要素が重なりすぎて展開を処理しきれてないし整理しようと思う程面白くもない。異世界での外交入らないから、玄関前のヤンデレJKの出番を増やせ。

即死チート

評価B+。今期の脳死枠。ここまで振り切ってるなら寧ろ清々しい。いつものなろうとは一味違いますよ?みたいな駄作が多すぎる反面、このアニメはいいね。駆け引きが一切ない無情な宣告は、どんな強キャラが来ても無力。アクション作品定番、"敵キャラ紹介や変身シーンは静観"のお決まりも易々と破っていく。もはや他作品への皮肉とも取れてしまう本キャラクターは、有象無象と蔓延る異世界系ネット小説へのアンチテーゼと成りうるか。

ダンジョン飯

評価A+。世界観やディティールへの拘りが凄い。前評判より…という声も多数見受けられるが食事メインのアニメで原作以上のものは確実にアニメーションで引き出せてる。
キャラ付けに一貫性があって行動や発言がリアル(特にライオス)

治癒魔法の間違った使い方

評価A-。面白い。本来転生された2人と仲が良く、違う役職でも切磋琢磨していく様が新鮮で微笑ましい。
本作の治癒魔法はチートスキルでもなんでもないが、戦場での使い方が特殊で、戦場最前線で、怪我人を担ぐ→治療→担ぐ→治療の繰り返しでタイトル通りの脳筋な使い方をしている。それでも主人公の師匠は魔王幹部から強キャラ扱いなのだから、世界の戦法としては間違っていないのだろう。その為の体力作りや修行パートを飛ばさず描写できているのも印象良く、今期アニメでは上位の評価。

道産子ギャルはなまらめんこい

評価C+。所謂、ギャル×地味系男子の恋模様が描かれているが特段これといった展開もなく淡々と仲良くなり、淡々と意識し始める。北海道要素は、訛り、雪くらいで本アニメにおける要素としては薄い。おっぱいは良い。

望まぬ不死の冒険者

評価B+。如何なる姿になってもミスリルという称号の為に奮闘する主人公の生き様が良。

姫様拷問の時間です

評価S。癒しアニメの最高傑作。まさにアニメ化大成功の例。
掴みから完璧で、第1話のアバンで雄々しい姫の映像→拷問で本アニメの趣旨理解→Cパートでアバンと同じ映像(姫の心の声付)で落とす。1話でこのアニメの趣旨、姫様という人物像を完全に視聴者に理解させている。
この構成をアニオリでやる脚本力も👏
作画も綺麗で尺が足りないと思われていた原作補填も完璧。
「姫様拷問の時間です」に関わる、原作者と監督、脚本、音声、アニメーターの一体感が熱量としてひしひしと感じられる。

ぶっちぎり?!

評価C-。んー。東リベが異常だっただけで、昨今不良漫画は衰退していってる中でオリジナルの不良漫画、そして制作はMAPPA。可愛い女の子に目がなく意志がペラペラのヘタレ主人公。昔の友人には感じが悪く、公然では童貞捨てたいとかいう共感性羞恥必至の叫び、合体するアラジン似のおっさん。なにで売ろうと思った作品なのか。男視聴者にも女視聴者にも嫌われてそうな主人公。
MAPPAはチェンソーに備えてくれ。

ぽんのみち

評価C+。序盤のパロディが寒かった。麻雀をやれ。

魔女と野獣

評価A-。大好物ダークファンタジー作品。
どこかはめつのおうこくと似ている様な。この場合敵対するのは魔女だが。冷静な魔術師アシャフと脳筋女ギドのコンビ。ギドは恐らくアシャフを魔女を殺すための道具として、対するアシャフもそんなギドを手懐けながらもどこか影のある人物として描かれていて。ダークファンタジー物としての舞台設定は完璧。中盤以降は不明だが序盤は2話構成で淡々と進んでいく感じ、悪くは無いが盛り上がりに欠けてる印象は否めない。まぁこの雰囲気でも充分好き。展開を作るのは重要だが創作として破綻しないことが第1。

マッシュル2期

評価B+。案外感情の起伏が激しく、人のために熱くなれるのは主人公属性としてこれ以上ない。奇想天外な発想力と、力こそパワーの解決法は、雪が溶けるまで楽しませてくれそうだ。

魔都精兵のスレイブ

評価A-。主人公の潜在的な願いが代償(ご褒美)になる発想天才すぎる。そこへ目が行きがちだがアクションとしてはちゃんと正統派で、原案作者がアカメが斬るのタカヒロ先生の事もあり、特性を生かした戦い方は、目を見張るものがある。

魔法少女に憧れて

評価A-。言うことは無いでしょう。ありがとう。

名湯 異世界の湯開拓記

評価D。3分間ずっと異種族と風呂に入ってるだけ。お色気シーンくらいあれよ。

悶えてよ、アダムくん

評価C-。今期僧侶枠。ほぼedしかいない世界で唯一勃起できる主人公がクラスメイトとあんなことをする話し。ほぼ展開が一緒のため前期のしーくれっとみっしょんよりは劣るか。

闇芝居12期

評価B+。安定して怖い。今んとこ1話が1番鳥肌。

勇気爆発バーンブレイバーン

評価B+。アキバ冥途戦争に続き、サイゲの怪作またもや登場。ただ、ロボットものは話題性でどうにか出来る作品ではない。初動がピークと言われないためにも、どう着地させるかがポイント。

ゆびさきと恋々

評価B-。ヒロインが好みでは無い。手話でコミュニケーション取れる幼なじみを蔑ろにして、ぽっと出イケメンに特段何もされてないのにコロッと堕ちる辺り、ただただ無力な自分と旅行者というかけ離れた趣味への憧れが勝手に恋へと派生しただけ。障がい扱ってる作品でルッキズムどうとか言いたくないけどイケメンじゃなかったら何も起きなかったんだろうなと。
ただ、ろう者の不自由さ(口の動きでの内容理解、健常者同士での会話への参加)は細かに表現されていて、そうなるとどうしても受動的になってしまうよな。話してても気遣われてると受け手は感じてしまうかもしれないし。分け隔てなく接するのが理想だが難しい問題。

よう実3期

評価B-。相変わらず作画はご愛嬌だが、序盤の布石が後にも影響してきそうで何気期待。

ルプなな

評価A-。基本的に強い女の人(力ではなく意志、人を動かす力)は魅力的。7回目だろと言われればそれまでだが6回の屍があり、その経験が7回目で交易、交渉、戦い方に生かされている。リーシェの存在が過去の自分を討ったアルノルトにどのような影響を与えるか。

葬送のフリーレン2クール目

評価A+。滅茶苦茶面白いけど1クール目よりは出来落ちかな。フリーレン基準がバグってるだけだけど。フリーレンという作品の秀逸さの一つは時間経過に伴う心情描写だけど、2クール目は戦闘メインで新キャラもどんどん追加されてくからフリーレン一行の主体的な話しがないからしょうがないね。正直魔法使い試験編は後のキャラ(現新キャラ)のための土台というか布石なんだよね、それでも面白いのは異常だけど。

アンデッドアンラック2クール目

評価B+。なんかそーよなー。面白いんだけどアニメ化における単行本ブーストもないらしいし、話題性に欠けるよね。難解さとキャラデザかなー。難解な割に理解出来たらできたで滅茶苦茶面白い訳でもないのが辛い所。10年後あたりには隠れた名作扱いされてそう。

ラグナクリムゾン2クール目

A+。最高です。クリムゾンの重要な所でポカするとこほんと好き。休む暇なく怒涛の展開で毎話感情揺さぶってくるの癖になるわ。とにかく今一期初動以降の盛り上がりを見せている事は間違いない。

薬屋のひとりごと2クール目

B+。1クール目からどこかあんまり刺さらないんだよな。元々後宮物は女性作者が少女漫画で書いてるイメージで。ミステリー自体もさほど難しくないし、何を楽しむアニメなのか聞かれた時に明確に提示出来ない。猫猫と壬氏のラブ見たいか?うーん。猫猫を取り巻く人との関係性?師との掛け合い?
日常系にも分類できる作品の気がしてきたなあ。日常×ミステリーかな?

シャンフロ2クール目

B+。墓守さんとの戦闘、まぁすんなり行くわけが無いんだがそれにしてもテンポ感が悪すぎて。ただでさえ日5の枠でCパートに要らない尺割いて短いのに。あと個人的な意見だが鉛筆戦士との共闘はまだ先で見たかったのが本音。クソゲー周回し続けたサンラクが神ゲーを自由奔放にソロでプレイしていくのが見たかった。

まとめ

S  姫様拷問の時間です
A+ 最弱テイマー、ラグナクリムゾン、ダンジョン飯、フリーレン
A-治癒魔法、魔女と野獣、ルプなな、スレイプ、まほあこ
B+シャンフロ、薬屋、アンデラ、ブレイバーン、闇芝居、マッシュル、望まぬ不死、即死チート、キングダム
B-異修羅、ゆびさきと恋々、よう実、悪役令嬢、俺レベ
C+かな天、道産子、外科医エリーゼ、ぽんのみち
C-アダムくん、ぶっちぎり?!、ささぴー、休わる
D結婚指輪物語、最強タンク、異世界の湯

おわりに


今期は34作も見てんすね。続編タイトルだけでいい今期かと思っていたら。A-、B+の作品達は結構これからの展開によって評価も変わったりすると思うので楽しみですね。
ここまで付き合ってくれた方ありがとうございました。次は春あたりに(もしかしたら3月中に)アニメ以外でそろそろ執筆していきたいなと。ではまた。


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