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ダイドーGHD 第49回定時株主総会

今回は、主に街中の至る所で見かける「DyDo」ブランドの自販機でお馴染みの清涼飲料等を製造・販売するダイドードリンコの他、ドリンク剤やフルーツゼリー、医療用医薬品などを製造・販売する複数の会社を傘下に持つ、ダイドーGHDの株主総会レポートをお届けします。

ホテル会場はゆっくり座れるソファーがありがたい  開始時間までのんびり寛がせてもらった


ダイドーGHD 株主総会(ホテルニューオータニ大阪)
4月16日(火)10:00~ 出席:約60名

事業報告に続いて質疑応答(順不同で一部抜粋)

・自社株買いを積極的に進めてほしいが・・・
→株主還元は最重要課題だが、事業活動における利益を原資に安定配当を出すことが基本方針としている。

・役員報酬について、株式での報酬の比率を増やすべき
→海外と比べると確かに少ない。現在は売上・利益と連動した報酬だが、今後は株式の比率を高めていきたい。

・飲料容器について
→現在は缶よりペットボトルの方が市場としては大きい。紙の容器も含め、消費者ニーズに対応した商品開発をしていく。

・競合他社との業務提携
→アサヒ飲料との包括業務提携、キリンとの自販機の提携以降は具体的な計画はないが、自販機事業の価値が高まることを基本的に考えながら検討。

・株価を上げるための方策
→業績の向上が何よりも大事。中期経営計画を着実に実行していく。

・クレーム対策・危機管理(小林製薬の事例を踏まえて)
→グループで危機管理委員会を設置して、情報収集など即座に対応できるようにしている。

・株主優待について、毎年楽しみだが重すぎる、長期保有優待の取扱い
→株主優待は今後も継続していく。様々な要望は貴重はご意見として・・・

80分程で終了。

2590 ダイドーGHD(4/16 終値)
@2,648 配当利回り 1.13 %
PER       - 倍 PBR 0.93 倍

国内の自販機台数が頭打ちになるなか、海外の飲料メーカーを買収していくことで、売上・利益を上乗せしていく方針のようです。
配当は物足りないものの、毎年4月に届くずっしりと重みのある株主優待(自社製品詰合せ)は魅力。宅急便の方に気を遣うというのも頷けるけど。



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