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おつかれさんま!

つかれた〜!

身体はクタクタだけど、今日も一日がっつり働いたな〜という充実感がつかれた身体をやさしくつつんでくれる。

ずっと

「労働者諸君!」

なんて言葉を寅さんからかけられような、

そんなフツーのおじさんになりたかった。

つまり、下町の工員とかペンキ屋とか八百屋の店長とか漁師とか港湾労働者とかになりたかった。

しかし、残念ながら僕の今の仕事はそういった肉体労働とは真逆な

バリバリの頭脳労働である。

しかし、真面目に仕事をすればするほど

脳みそだって肉体だよね

という厳然たる事実を思い知る。

確かにずっと座っていたはずなのに、なぜか毎回、腰は痛いわ、膝は痛いわ、で、だから、脳はやはり体と連動しているのだ。

ところで、noteでは働くってなんだろう?とか天職って何?みたいなお題がやたらと多くて、そういう企画への参加者も数万単位に上るから、やはり何だかんだみんな仕事に関心があるし、一家言もあるんだろう。

しかし、なんだろう。

読んでてピンとくるものがほとんどない。

で、その理由を考えた結果、以下の結論に至った。

仕事の話って、得てして私はこんな成果をあげました、とか、仕事を通じてこんなにも自分が成長しました、とか「有意義」な話ばかりになりがちだけど、そこに僕はバリバリの違和感を感じてしまうのだ。

うん、五平餅ばりに語弊のある僕の本音を言ってしまうと、

仕事は「有意義」であってはならない、のだ。

もちろん仕事を通じて、日銭を稼いだり、自己実現したり、立身出世を果たしたり、社会貢献することもあるだろうけど、

それらを目的化した途端に、僕たちは純粋に仕事を、働くという行為を楽しめなくなるからだ。

なんか、こいつ、まためんどくさいこと言ってるな〜ときっと思われているだろうけど(笑)、会社づとめのお父さんでも、専業主婦のお母さんでも、学校に通うお兄ちゃん、お姉ちゃんでも、趣味に没頭するおじいさん、おばあさんでも、みんな、毎日、太陽が沈む頃になると、ぐっ〜と背筋を伸ばしながら

「あ〜今日も一日、よく働いたわ〜!」

と言っている世界を想像するとなんだか明るい気持ちになりません?

で、みんな、ぶっちゃけ、この一言言えてます?

って話だ。

この一言の代わりに、げっそりと憂鬱な表情を浮かべながら、毎日、

「ああ、しんどかった」とか「会社辞めたい」とか「虚しい」とか「死にたい」とか呟いている人ばかりの世の中だとしたら、やはり楽しくないし、ちょっとクレイジーだよね。

で、今の日本社会が停滞しているのは、有意義とか効率性ばかりを追求した結果、その手の泣き言や他人の悪口を言う人が増えたせいだと僕は考えている。そして、こうも言いたくなる。

損得とか他人からどう見られるかとかごちゃごちゃ考えずに、みんなもっと目の前の仕事とがっぷり四つに相撲をとればいいのに。

そうすりゃ、きっとどんな仕事も楽しめるだろうし、それがたぶん

君だけの天ぷら定職

略して

天職

になるだろう。

〈おしまいける〉

ちなみに昨日は帰りの電車の中で、こんな曲聞いてました。しかし、疲れた体に染み入る声だな〜。


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