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スネ夫ヘアーじゃない!

人生とは、永遠に回収されない伏線だらけの推理小説みたいなものだ

という言葉を座右の銘にしている

僕だから(ウソ、今思いついた)、普段は並大抵のことでは慌てたり、驚いたりするようなことはない(むしろピンチが訪れると、思わずニヤリとしてしまうタイプかもしれない)

でも、初めて彼のアー写を見たときは、さすがに大人気なく絶叫してしまった。

「スネ夫ヘアーじゃない!」

と。

そんな彼の名前(芸名)は、

ずばり

スネオヘアー

そして、そんな彼のヘアスタイルがこちら↓

え…

そりゃあ、思わず僕が本宮ひろし先生の漫画の主人公ばりに、口角泡飛ばして咆哮してしまっても、みな許してくれるのではなかろうか。

こんな感じ…ね

そして、僕がそんなムダ吠えをして以降も、スネオヘアー氏は一度としてスネ夫のヘアーにはならず、そして、その理由もずっと明かされないまま、早や四半世紀が過ぎようとしている(そもそも再現性が難しいヘアースタイルではあるけれど)

しかし、実は、その事実こそが、

このアーティストの個性を如実に現している、

と僕は考えている。

そして、それは冒頭の座右の銘に通じるものでもある。

つまり、人間ってすぐにスッキリしたくなって、油断するとついつい

ほとんど何も言っていないのに等しいような

普遍的な(ありきたりな)応援ソング

とか

ピュアな(あなたに出会えてよかった的な)ラブソングとか

を歌いがちな生命体だけど、

彼はそんな風に安易にスッキリしたり、善人ヅラするのってなんかちげえよな、ってきっと思っていて、だからこそ、自分のモヤモヤをずっと大事に抱え込んだまま、その気だるいムード(でもうちに秘めた熱はちゃんとある)をありのままに歌い続けている、気がするのだ。

曲はめちゃくちゃポップなのに、セールスは鳴かず飛ばずなのは、きっとそのこだわりのせいでもあり、だからこそ、逆に僕は表現者としての彼に全幅の信頼と尊敬の念を寄せている。

というか、単純に、自分と同じクズ人間っぽさにシンパシーを覚えているだけかもしれないけど(笑)

まあ、百聞は一見に如かず、なので、最後に彼のPVを貼り付けておきますね〜!

元々、役者志望だったスネオヘアー(渡辺健二)のPVはどれも見応えがあって面白いんだけれど、今回はその中でも珠玉の3本を選びました。


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