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立命館大学の思い出その3(Y君の思い出)

真面目だった地方から来た学生

私が立命館に通っていた頃は、地方から進学してきた学生が多くいました。
比率でいうと関西から通っていた学生が6割、地方から進学してきた学生が4割だったと記憶しています。
地方からの進学してきた学生は、おしなべて真面目な学生が多かったと思います。勉学にも真剣に取り組んでいたと思います

天然なY君

そんな地方出身者の学生の中の一人に北海道出身のY君がいました。
大柄な体格で、身長は185センチ以上あったと思います。イメージ的には「北斗の拳」の山のフドウを想像していただければ分かりやすいと思います。
彼は結構おおらかというか天然な性格で思ったことを素直に表現することがありました。
バラグライターのサークルの入会希望者の説明会に参加した時に「何か質問はありますか。」と聞かれ
「今までに死んだ人はいますか。」と質問し、周りを困惑させるようなこともあり

珍しいコオロギ?

ある時そんな彼と授業が終わった後に雑談をしていた時の話です。
Y君が「昨日下宿に珍しいコオロギが出てさ。」と言い出したので、ちょっといやな予感がしたのですが、恐る恐る「どんなコオロギ?」と聞いてみると
「やけに平べったくて背中テカテカなの。」と恐れていた通りの答えを返してきましたので
「それゴキブリやん!」と突っ込むと
「ああ、あれがゴキブリだべか。」と驚いた様子で答えてきました。
その時に初めて北海道にはゴキブリがいないということを知りました。そのため北海道出身のY君にはゴキブリに対する嫌悪感がなかったのです。

恐ろしい言葉

これ以上この話を彼と続けたくはなかったのですが、どうしても気になったので
「そのゴキブリどうしたん?」と聞いてみると
「捕まえて虫かごの中にいれたべ。」と恐ろしいこを言ってきましたので言葉が出ませんでした。
ゴキブリが害虫であることを説明し、即刻駆除するように説明しましたが、腑に落ちていない様子でした。
天然でおおらかだったY君が、今も元気で幸せに暮らしていることを祈っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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