大人の自閉スペクトラム症〜昼の空き時間〜
皆さん、こんにちは。
私は、
人生とは、気力だと思っています。物事をやり抜く力、それは、とても重要です。
もし、私が8時間働いて、年収400万円ならば、
20時間働いて、1000万円にしますね。それで、自分を叩き上げ、転職します。
気力とは、そういうものです。
今回はですね、
知人から、このテーマを、深掘りしてほしいとの事で、取り上げさせて頂きます。
まず、
大人で、自閉スペクトラム症の診断がついた場合、ほとんどが、職場での不適応が、きっかけです、
そう、今までは、何とか、やり過ごせていたが、そうもいかなくなった、
※以下、自閉スペクトラム症をASDと表記します。
そう、ASDがベースにあり、生き辛さを抱え、自尊心は低下し、
職場で、不適応を起こし、二次的に、不安障害や、うつ病を発症した、
そこで、ようやく診断に至る、
つまり、
今まで、ASDの中核症状は、気付かれないまま過ごして来たことになります。
※二次障害(不安障害や、うつ病)の対処法は、
その疾患の、治療に準ずるので、ここでは割愛します、
二次障害が、発生している場合は、それが優先されます。
そして、ASDには、特効薬はなく、心理社会的治療のみとなります。
対処法は、色々ありますが、
まず、初めに、とても重要な話をします、
それは、
1.その人に、重要感を持たせる
2.議論を避ける
3.僅かな事でも褒める
4.誤りを指摘しない
5.穏やかに話す
6.遠回しに注意を与える
です、
これは「人を動かす」D・カーネギー、に記されています、知りたい方は、是非、読んでください。
そう、
どんな人でも、根本を正せば、自己の重要感を求めるものである、
それを、正の方向へ導けば、互いが幸せになる。
そして、
ここからは、小手先の対処法であるが、
本人の、特性を理解し、スケジュール表や、仕切られたスペースを作る、
ASD特有の過活動、つまり疲れやすさをカバーすべく、家庭内では、一人で過ごせる時間を設けるなど、
そう言った、本人がストレス限界状況に、至らないよう、工夫をするべきである。
何と、遺伝学的にも、ASDは統合失調症と、通ずるところがあるとまで、されている、
つまり、
ASDの方が限界状況に晒され続ければ、統合失調症になり得るということだ。
ASDは、如何に周囲の理解を得られるか、それが、最大の治療となり得る。
以上です。
精神科医ましろ
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