自己愛性パーソナリティ障害〜今宵の呟き〜



非常に愚かで、優雅な自己中


参考書:パーソナリティ障害 岡田尊司



 自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分を特別な存在だと思い込み、

 華やかな成功を夢見ている。


 そして、


 他人は、自身を賞賛し、特別扱いするものだと、思っている。



 また、

 自分が重要な人物だと、思われるような発言を仄めかし、


 有名人との関係を、さも親友のように、話したりする。
 地位の高いものに、自ら、接近する傾向も見られる。


 にもかかわらず、

 自分の身に、起こる苦痛に、対しては、どんな些細な事も、我慢出来ない。




 自己愛性パーソナリティ障害の人は、「天才」や、「一流」という言葉が好きである。


 自慢話も、好きで、それもさりげなく、自分が特別だということを、嫌みたらしく言う。



 加えて、

 他人を、常に蔑み、自分に注文をつけられると、過度に、反撃をしたがる。



しかし、


 彼らはとても弱い。


 欠点を指摘される事は、全てを否定されると、同義であり、


 完璧主義者に、近い。


よって、強迫性パーソナリティ障害の性質も併せ持つ。



 非難により、不完全性が、暴露されることを恐れ、社会的引きこもりへ発展することもある。

それさえ、

「不遇の天才」と勘違いする。



 彼らは、第一印象は良いが、関係が深まるにつれ、身勝手さ、粗野さが露呈し、人は離れていく。


 基本、他者は、自身を称賛するか、依存できる対象にしかすぎず、

 思い通りに行かなければ、簡単に切り捨てる。



 また、


 挫折体験を機に、反社会性パーソナリティ障害に変貌する事さえある。


 共感性は乏しく、極めて厄介な人物である。



対処法:

 賞賛する側に、敢えて回り、彼に、自分を投影させる事で、

 彼にとって、自分も、特別な人間にさせる。

 そうすれば、多少、異論を唱えようと、反発せずに、耳を貸すだろう。


 しかし、

 最終的には、本人が、自ら謙虚に、他者の意見を受け入れ、

 内側から、変化していかないと、根本解決にはならない。


 そうなるには、相当な年月がかかるであろう。



感想:

 自分も当てはまるところがあって、耳が痛かった。

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