苦しい日々にも喜びはある
離婚を実行して、いま私は1人に。
離婚には何の後悔もなく、これでよかった。としか思えない。
でも先々のお金のこととか、子供の顔を毎日は見られなくなったことを考えてアパートでメソメソするときがある。
全てに解放されたかと思いきや、実母の認知症の問題、会社の人間関係、負担になることは相変わらずたくさんあり過ぎて自分の本題を見失いそうになる。
だから結局、日々苦しい気持ちを抱えてしまう。
もうやんなっちゃうな…。ティッシュで涙を拭き拭き、重い腰をあげて会社へ向かった。
すると運転する私の目には車窓全面に色とりどりの紅葉が飛び込んできた。
「わあ、きれいだな…」思わず微笑んでしまった。
泣いた鬼がもう笑った。ってこんな時に使うんだったかしら。
私がどんなに落ち込んでいようが、自然はそのときどきに美しい色で街を彩る。
美しい葉の彩を見て幸せだなと思った。
どんなに落ち込んだって、落ち込まなくたって季節は変わって景色は変わる。
当たり前のことだけど、不幸を全部背負ったみたいになっていた背中が少し軽くなった気がした。
私の本題とは。自分の足で立ち、幸せになること。心も身体も金銭的にも。
この本題は簡単ではないけど、どうせなら楽しくやりたい。今まで辛かった分を塗り替えるように明るくやりたい。
四季の彩はたとえ凍えるような真白な雪もきっと優しく私を応援してくれるだろう。
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