旅ノォト(春日大社と新薬師寺にて)
奈良二日目。
ホテルではあまり眠れないわたしが、
奈良ホテルでは案外ぐっすり眠れたことに若干苦笑い。
枕もここちよかった。
今日の二日目は随所に写真を添えるので、
一緒に奈良をめぐるように散歩いたしましょう。
朝食をいただいたあと、
またしばらく部屋でぼへっとしていましたが、
いやいや、いかん、
早めにいかないと観光客(外国の方)でいっぱいになる。
気合を入れて、出発しました。
向かった先は、奈良ホテルともさして離れていない「春日大社」。
こちらは以前から万葉植物園訪れる際に、
ふらっと立ち寄ったことはあったけれど、
正直あまり思い入れはありませんでした。
しかし!
奈良観光大使(カイト命名)のつきふねさんの記事を読み、
「わたしもふわふわ味わいたい!」
と、二日目観光のトップに主役に配置しました。
「ふわふわ」、↓ ご確認ください。
わたしは昨日から「ひらいている」。
絶対「ふわふわ感」が味わえるはずだ。
そう思い、はじめて特別拝観料を支払い、回廊へ。
回廊を上を下へと何度も往復しましたが、
わたしは浮遊感を感じることができませんでした。
回廊をいつまでもうろうろするわけにもいかず、
参拝し、春日大社を早々にあとにして、
のちになるほどな、と苦笑いをするのですが、
だって、
下心満載ですよ。
感じてやろう、感じてやろう、わたしは感じれるはずだ。
そら、春日大社の神様も、
無視しますよね、、、。
お恥ずかしい。
次回はぜひ、下心なしで訪れたいものです。
次に向かうのは、春日大社とそう離れていない「新薬師寺」。
つきふね師匠にコーディネートいただいたのですが、
春日大社が「陽」なら、新薬師寺は「陰」。
陰陽のコントラストを感じることができるプランを提案いただきました。
はじめて通る山道は、
どれくらいの距離が続くのか予測できず、
若干怖かった。
びびりながら歩くも、
すぐに公道に出て、
看板もあり、
あっというまに到着しました。
つきふねさんが「陰」と例えられた意味が、
実際こちらに来てよくわかりました。
境内は、
ご本尊の薬師如来坐像を中心に、
そのまわりをお薬師様を護衛するかのように、十二神が円陣で取り囲んでいます。
暗い境内の中、
締め切られた戸の隙間から朝の光が差し込み、
神様の像をぼうっと浮かび上がらせています。
タイミングよく、
僧侶の方がお薬師様に祈りをささげているところでした。
あまりに美しく、尊い光景でした。
「荘厳」
という言葉がぴったりとあてはまる、非現実な美しさでした。
わたしは感動して、
その場に立ち尽くして涙がぽろぽろこぼれてきたのですが、
ふと、
2023年一番印象に残っている旅、
天草の崎津教会内で号泣したことを思い出しました。
おや、、、
どうも、荘厳さや雰囲気に感動して泣いているのだ、
と気づいていまいます。
どうやら、宗派は関係ないらしい、、、。
境内は撮影禁止なので、
しばらく泣いていましたが、
いかん、マスカラとれる、と我にかえり、
円陣通りに進んでいきました。
イラストの角度にきたとき、
真正面で見たときお薬師様の目は開かれていましたが、
真横は目が閉じられているように見えました。
切れ長な目が、
しゅっと上向きに線が引かれ、
高貴なうえに慈愛に満ち溢れています。
わたしはその横顔を拝見しながら、
誰かに似ている、
と思ったのです。
しばらくして、
はっ!と気がつきます。
誰に!?
あーちゃんに!!!
あーちゃんは神フェイスやったんやな、、、
という気づきがあり、
新薬師寺をかなり堪能したのち、
またもとの「もののけ街道」へ。
行くときはびびって気づかなかったのですが、
奈良はやはり大きな木がたくさん残っています。
わたしは「木」が大好きなので、
この面構えのインパクトある大きな木に惹かれました。
この木のそばでグラウディングさせていただき、
かなりふわっとした浮遊感をこの場所で感じました。
ふわふわとしばらく歩き、
二之鳥居まで戻ったとき、
不思議な感覚を味わいました。
二之鳥居を境に、現実と非現実の境界線が引かれているのだと。
わたしは振り返って、
もののけ街道を見ました。
別に、何ものへも姿を変えず、
そのままの姿として人のいない道として、
神々しく存在していました。
でも、誰もそこに行かない。
そして、
二之鳥居に飛び出し、
あっというまに外国の観光客と鹿で入り乱れている参道に戻ったとき、
現実を実感したのでした。
現実に戻ることを選んだのでした。
トップの画像の鹿のカチューシャは、
実はあーちゃんへのお土産です笑。
最高だった奈良の旅ノォト、
最後までお読みいただきありがとうございました。
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