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ちょっと変?! 教員の働き方改革 その2(教職調整額)

 過日の報道で大きくクローズアップされることになった「教職調整額」ですが、一般的には馴染みのない言葉です。そもそも教員・公務員の給与システム自体、一般的に興味を持たれるものではなく、報道で取り上げられるのは「公務員にボーナス支給!」のような場合だけ。この場合でも「ボーナス」という言葉は総称にすぎず、「期末手当・勤勉手当」として支給されている「手当(てあて)」です。「手当」ですから、何らかの実績や条件があって初めて支給されるものです。ところが、『教職調整額』は「民間の残業手当(

    • ちょっと変?!教員の働き方改革 その1

       公立学校教員の長時間労働が問題となるなか、文部科学省は人材確保に向けた給与増や働き方改革の具体案を明らかにしました(中教審特別部会)。民間の残業手当(超過勤務手当)相当として一律に上乗せ支給されている「教職調整額」を引き上げることなどが柱であり、報道でも大きく取り上げられました。  私は地元の教員養成系の大学に進学しました。教職を志した理由が何だったのか振り返ると、「人との関わりが好きだった」事が一番です。人と関わる仕事が沢山ある中で、教員はイメージしやすい、身近な職業だっ

      • 2024年 桜・春祭り

         4月最初の週末、仙台の榴岡公園に行ってきました。本来の目的は近くのホールで開催される推しのコンサート。メンバーの1人が榴岡公園の桜を絶賛していたので、開場前に覗いてみました。しだれ桜も含めてほぼ満開!日曜日は好天に恵まれたこともあって、凄い人出。コロナ明け、久しぶりに制限のないお花見を、皆さん楽しんでいました。 この冬の前半は暖かく、桜の開花は相当早まるとの予想もありました。しかし、一転して2~3月は低温傾向が続いたため、福島の開花は4月に入ってから。そのため、小中高校の

        • オリンピックといえば○○!

           今年はオリンピック夏季大会の年、舞台はパリ。皆さん楽しみにしている競技があると思いますが、私の場合、オリンピックといえば体操競技、特に男子体操です。  そのきっかけは1976年夏季大会。私は中学三年生。カナダ・モントリオールが舞台でした。この大会は、男子団体でオリンピック5連覇(ローマ⇒東京⇒メキシコ⇒ミュンヘン⇒モントリオール)を果たした記念すべき大会です。  私は、幼い頃から運動が苦手。でも、観るのは大好き。体操もそのひとつでした。このとき記憶に残っているのは競技の映像

        ちょっと変?! 教員の働き方改革 その2(教職調整額)

          春はタケノコ

           今回の妻からのお題は「春」。広いテーマで、人それぞれにイメージが広がると思いますが、私の頭の中にはまず「タケノコ」が浮かびました。  4月17日は母の誕生日です。我が家には竹林があって、子どもの頃、この日に竹林を歩くと、足で硬いものを踏んづけた感触があります。これがその年初めてのタケノコとの出会いです。このタケノコはそれから何度も子どもの足に踏まれることとなって、大きく育つ前に成長を止めてしまいます。ちょっと可愛そうなタケノコです。約3アールの竹林は、原木椎茸の圃場(ほじょ

          春はタケノコ