お金持ちは交換上手

お金は交換ツール

お金は交換ツールです。昔は貝殻だったり塩だったり。今は僕たちがお金と思っている紙切れやコインがお金です。

お金持ちの人とお金を持っていない人の違いはもちろん持っているお金の量が違います。でも、もう一段だけ深く考えると、根本的な違いが見えてきます。それはお金と交換できる"何か"をどれくらい持っているかの違いです。

例えば、時給1000の人と2000円の人がいます。
この2人は働く時間は同じです。でも得られるお金の量が違います。この違いは、2人がそれぞれ1時間でできることの差、つまり持っている能力や経験や知識の差から生まれています。

では、この持っている"何か"の違いはどこから生まれるのか。それが、お金の使い方なんです。

お金持ちはは交換上手

一部のお金持ちを除いて、生まれたときからお金持ちの人はいないです。

後天的に自身がやってきたことの結果としてお金持ちになっているのです。

ほとんどの人には少なからずお金はあると思います。この記事を読んでいる人はスマホかパソコンかはあるでしょうし、ネットを使える環境にいると思います。それも、もとを辿ればお金で手に入れたものです。

人は、お金と何かを交換することで生きています。

その交換のしかたが、お金持ちとそうでない人の違いを生み出しています。

お金の使い方には大きく分けて3つあると言われています。

1つ目が消費。これは「つかったお金=それと交換に得たもの」という関係になるお金の使い方です。
例えば、毎日食べているご飯だったり、生活するために必要なものを買ったりすることです。

2つ目が投資。これは広い意味で、「使ったお金<得たものの価値」となるお金の使い方です。
投資と聞いて1番に思いつきそうなのが、株式投資などですが、それに限らず自己投資(読書やセミナー、エステとか)や人間関係を円滑にするためのプレゼントなどもこれに入る場合があります。

3つ目が浪費。これは「使ったお金>得たものの価値」となるお金の使い方です。

簡単に言うと、お金持ちは投資に当てはまるお金の使い方をたくさんしてきているので、お金を使うことで得ている価値がたくさんある。だから、その価値あるものを使ってより多くのお金を得ることができる。

お金がない人は、持っているお金を浪費に使ってしまうので、お金がなくなっても手元に価値あるものがあまり残らず、結果的にお金を得るために不利な交換をしなくてはいけない(最低賃金で働くとか)。

上手な交換の仕方

そうはいっても、何が有利な交換(投資)になるのかよくわからないという人もいると思います。

1つ僕が意識していることが、「後付けで価値を最大化する」ということです。

最初から、「これにいくら使えばそれ以上の価値が手に入る」と分かっていたら苦労しません。あえて不利な交換をしている人がいるというよりは、何が有利な交換なのか知らない人がいるという感じだと思います。

その中で、誰でも取り組みやすいのが「後付で価値を最大化する」ということです。

僕の友人に1時間8000のパーソナルトレーニングを受けている人がいます。
その人に「8000円って高くないですか?」と聞いた時に言われた話があります。

「1時間8000円で、トレーニングを受けるだけと考えたら俺も最初は『ぶっちゃけ高いな~』と思った。

けど、土曜の朝にこのトレーニングを受けることで、土曜日の朝から気持ちいい1日を迎えることができる。

受ける前は寝てるだけの1日だったけど、今では朝一にトレーニングが入ってるから、土曜日も生産的に過ごすことができる。

土曜の朝にトレーニングがあると思うと、前日の金曜の飲み会も早めに帰るから生活リズムを崩さないでいられる。

こう考えると1時間8000円はすごく安い。

この話から何が言えるかと言うと、「何かにお金を使ったとき、その目的物以外に何か得られたものはないか?」と考えることで、後付でお金を浪費から投資に変えられるということ。

この「何か1つでも多く回収しよう」という考え方を持つことで、自然と有利な交換をつくりだすことができます。

その中でもどうしても他に得られるものがなさそう・・・となれば、それに対してお金を使うのをやめてみたり控えてみるという選択もできます。

このように、お金を使った後から得るものを最大化する。これを続けることで今までと同じようにお金を使っていても、得られるものは少なからず増えて、いずれより多くのお金と交換できるものが手に入るかもしれません。

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