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共有していた過去

先日
実家に帰り姪っ子と創作活動をしておりましたところ
姉が様子を見にやって来たので
いつものように気楽なおしゃべりをしていたところ…

姉と姪っ子は親子だから当たり前なのでしょうが
言う事なす事めっちゃ似てるよね…
なんて話しながら

ひょんな流れから過去の幼少時代の話になり…


私「そういえばさ…小さい時楽しい思い出、何かあった?」

姉「全く無い❗️」

私「だよね〜」

と盛り下がりました😅



そうそう

過去の虚無感や孤独感や
楽しみを抑圧され続ける
苦しみや悲しみを理解できるのは

あの時間を共有していた姉と兄


だからと言って
兄弟3人が仲良しだったかと言うとそうでも無く

イライラした鬱屈したものを
吐き出される対象が末っ子の私であっただけで
姉も兄も私も
誰かに弱音を吐くでも無く
各々が孤独と戦っていたような

そんな何とも言えない時間を共有していた
家族というより同志というような
関係性だった気がする


長女の姪っ子は姉にそっくりなのだが
次女の姪っ子は私にそっくりで
過去の私達の関係性を見ているようなのですが…

唯一違うのは
姪っ子達の関係性には愛があり
お互いのリスペクト感が満載なのであります

そう言う関係性に育て上げたのは
きっと姉の愛の賜物なのでしょうが…
過去の姉の人格を見て来た私にとっては
子育てを通して姉はとても人間らしくなり
愛のある言葉が出る人間になれるんだと
びっくりした事が沢山ありました

きっと
子供が姉に愛をいっぱい注いであげたんでしょうね…💞


そんなこんなな話しを
遠巻きに聞きながら
母は全く共感する事もなく
理解すらしようとする意思もなく
ただごはんを時間迄に作り
自分の仕事に没頭し続けて

美味しい料理を作ってくれる

過去と全く変わっていない母なのでした


それでも最近は
私には少しづつ本音を話せるようになった母は
私達に愛情はあるんでしょうけどね…
理解出来ないものは無視できる
と言うかどう接していいかわからない
そして自分のポリシーやスタンスは
決して曲げることはしない
驚愕の頑固者であるんだなぁ…

驚嘆するほど筋金の入った母だと思い知るのでした


心の底からお互いを理解し合えない者を集めた家族


そんな人の集まりが私のルーツなんだなぁ…
と今更ながら思うのですが


それでも
孫が産まれてから関係性が変わり
改めて家族をやりなおして
ドライではあるけど
特にトラブルも無く定期的に集まれる関係性には
なれたんだと思われます

きっと

長〜い目で見た時
この家族でしか体験できなかった
あれやこれやがあったんだと
家族であった事を

良き “えにし” であったと思えるようになれるんでしょうね…

どんな関係性であれ
酸いも甘いも抱きしめて
時間をかけて育む努力をし続ければ
きっと理解できない相手を
理解し合えるようになれるんではなかろーか



思いに至る実家時間でございました


そして…

過去の同じような孤独の感覚を
同時期に3人も体験してたって事は
もはや孤独ではなかったのよね



新たな認識に塗り替えておくことにします🤭



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