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なんでこうなった⁉️

鬱になってから、もうすぐ1年になる。
今、息をしていること。家から新緑の季節を眺めていること。noteを書いていること。
どれひとつとして想像していなかった。

私は、21年勤めた会社を辞め、子どもを産み育てる中で、いつかはなりたいと思っていた保育士になった。
だが、研修を兼ねて8日間の勤務で辞めることになった。
そこは療育センターで、怒号があちこちから聞こえる、私にとってはキツイ現場だった。
正社員として入社した私に、パートの先生方からの会社裏情報を聞かされる。児童の登園拒否、正社員とパートの軋轢。入社時に制服、パソコン購入を求められる。残業は当たり前。本人申請のため申請しにくい雰囲気があり、ほぼ同期で入った男性は、話が違う、辞めたいと言っていた。
昨年度の切り替えでは、新入社員、パートを含め、10人中8人辞めていった。
しかも、辞めていく人は、感じがいいな、この先生と一緒に働きたいなと私が思った人がほとんどだった。
「1年耐えるのに必死だった。」
「やっと辞められる。」
「どの先生と組むか…バツを引かないといいね。」
幸い、私は最年少組さんの担任になり、面倒見がいいと思われる先生と組むことになった。
よかった、なんとか続けられそう。
しかし、現実は甘くはなかった。


バス路線で一緒になった先生の態度が極めて悪い。辞めていくひとりの先生をいじめ抜いていたと後で聞き、納得してしまった。
その日、ターゲットとなった子どもが怯える姿をみた途端、もういられない、今すぐバスから降りたい!とパニック状態になった。研修中から気になっていたことが次々と頭に浮かんだ。
療育を必要としている親御さんにしてみれば、預け先があるだけで有難い、何か自分たちは社会貢献を「してやっている」的な印象を受けた。
職員室では、ある先生をバカにするような発言や、保護者の文句を経営者家族が言っている。
その夜、パートナーと相談し、翌日辞めることを園長に伝えた。
辞めたい理由を聞かれ、始めは言葉を濁していたが、このままではうやむやになり辞めさせてもらえないと感じた私は、全てを話した。私の気持ちは変わらないことを察した園長からは、園の問題を承知しており、改善の道に向かうよう努力している。時間はかかるかもしれないが一緒に頑張ってもらいたいと言われた。心が動く。しかし…
「〇〇先生も休みの日には、子どもの部活送迎やらあって、休みがない状態で、お疲れでつい子どもや、優しそうな先生にも当たってしまうところがあって…。」
私は、あっさりと辞めた。この組織、変わらない。購入したパソコンもいらない。お給料も制服もいらない。入社しなかったことにしてもらって構わないと伝え、その場を去った。








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