全ての大人に読んでほしい「向日葵のかっちゃん」
最近noteを書けていません。
noteだけじゃなく、スケジュール帳や日記という頭の整理や気持ちを整えたい時に書くものも、書けていない。
忙しいと書けない。
でも書かないと、頭の中は散らかる。
日々を消費してしまう。
それではダメだ。と思い、
春の連続投稿チャレンジで
書く気持ちを上げていこう!
「向日葵のかっちゃん」という小説を知っていますか?
私は、4〜5年くらい前に初めて読みましたが、
最近再読しました。
この本に出会えたきっかけは何だっただろう。
たぶん、当時息子の発達のことが気がかりで、たくさん検索していた中で、ふと出会って、ネットで探して買ったのだと思います。
「向日葵のかっちゃん」 西川司
講談社文庫
作者の西川司さんの子供の頃のホントのお話。
勉強もわからず、思うようにいかず、頭にモヤがかかったように、毎日を生きていたかっちゃん。
出来のいいお兄ちゃんと比べられたり、
あまりに勉強もなにも出来ないので、
お母ちゃんにも怒られてばかりのかっちゃん。
学校の先生に支援学級を勧められます。
(時代により支援学級の位置付けが、現在とは違うようには感じますが。)
遠方に住む父方の祖父母も、優秀なお兄ちゃんばかりを可愛がって、かっちゃんは邪魔物扱い。
小さなかっちゃんの心は、苦しい悲しい気持ちでいっぱい。
唯一優しいのは、同居している母方の祖母。
かっちゃんを受け入れて甘えさせてくれる。
でも、そんな毎日が、ある1人の先生との出会いによって一変します。
小学5年生の時、転校先で出会った森田先生。大切なことを体いっぱいで教えてくれて、かっちゃんが不思議に思っていることを否定せずに、何でも一緒に考えて教えてくれた。
勉強だけじゃなく、運動も。
春休み中、森田先生は、ひらがなも書けない、足し算もできない、とび箱も飛べないかっちゃんに、マンツーマンでたくさん教えてくれた。春休みという短い期間に、かっちゃんは変わっていく。
森田先生の教育で、
かっちゃんの頭の霧は晴れていきます。
新しい学校では、支援学級に入らずに、クラスの中でも1番優秀な男の子とライバルになるほどに。
最後の卒業式では、
児童代表で、卒業生代表で答辞を読むまでに成長するのです。
本当のお話です。
読み終わった後、
「これは、世の中の大人全員が読んでほしい!」
そう思いました。
大人の関わり方次第で、子供はここまで変われるんだと!
もちろん、森田先生のような人間力を持ち合わせている大人ばかりではありません。
同じようにはできないと思うし、
私は教師でもないし、同じような関わりができるわけではありません。
でも、大人は知っておくべきだと思うのです。
子供は関わる大人によって、ここまで変われるのだということ。
反対に、周りの大人によって、心や可能性を潰してしまうこともあるということ。
私も大人として、心に留めておきたい。
ストーリーを結構書いてしまいましたが、
かっちゃんの小さい頃のエピソードや、森田先生とのやりとり、かっちゃんがどんな答辞を読んだのかなど、
ぜひ本を読んでみてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?