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「明日が2つになる」

「そして、バトンは渡された」という映画をAmazonプライムビデオで見ました。

原作は瀬尾まいこさんの小説。
原作はまだ読んでいないのですが。

血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった森宮優子は、わけあって料理上手な義理の父親、森宮さんと2人暮らし。 今は卒業式に向けピアノを猛特訓中。将来のこと、恋のこと、友達のこと、うまくいかないことばかり...。一方、梨花は何度も 夫を替えながら自由奔放に生きている魔性の女。泣き虫な娘のみいたんに目いっぱい 愛情を注いで暮らしていたが、ある日突然、愛娘を残して姿を消してしまった。そして、優子の元に届いた一通の手紙をきっかけに、まったく別々の物語が引き寄せられるように交差していく。「優子ちゃん、実はさ...。」森宮さんもまた優子に隠していた秘密があった。父が隠していたこと は?梨花はなぜ消えたのか?2つの家族がつながり、やがて細解かれる<命をかけた 嘘と秘密)に極上の驚きと最大の感動がとめどなく押し寄せる。©2021映画「そして、バトンは渡された」製作委員会

Amazonプライムビデオあらすじより


このお話の中で、「明日が2つになった」という言葉があります。

ネタバレになってしまいますが、
みいたんとは優子ちゃんの子供の頃のあだ名。
優子ちゃんのママが梨花さんなのです。
(血は繋がってないけど)
そして梨花さんが3番目に結婚したお相手が、今の優子ちゃんのパパ森宮さん。

梨花さんと森宮さんの結婚式の日、
森宮さんは初めて梨花さんに優子ちゃんという子供がいることを知ります。

戸惑いながらも状況を受け入れて、
梨花さんと優子ちゃんと家族になることを決めた森宮さん。

その時に、
優子ちゃんのパパになれることを喜び、
森宮さんが言った台詞が

「未来の楽しみが2倍になった。
 明日が2つになった。」


という言葉。

原作では、森宮さんが、「梨花さんが言っていた言葉」として優子ちゃんに伝えているようです。


「明日が2つになる」


なんと、素敵な考え方でしょう。
本来、子供を育て生きていくということは、
こういうことなんでしょうね。

私自身も、子供が生まれ、
自分より大切なものができ、
本当に幸せなのに、
毎日のやることに追われて、「ママ、ママ」と呼ばれ続け、子供の身の回りのお世話や、後片付け、、、気づけば自分の時間などなく。
幸せなはずが、1人になりたい!って時もあって。


子供のおかげで
明日が2つになった、未来が2倍になった、
と、心から思えただろうか?


むしろ、子育てをすることで、
毎日の自分の時間を削られたような、そんな気持ちになったこともあった。


心配や困り事はあるけど、
子育ては、本来楽しむものなんだ。

娘や息子の明日を見られる幸せを、
大切にしたい。
そう思いました。

今日からでも、
その気持ちで子育てしていきたい。


明日が2倍になるなんて、本当に素敵。

うちは娘と息子がいるから、
明日は3つもあるということだ。

私はこれまで、私の人生、私の寿命しか見ていなかったような気がする。

その先に、娘と息子の明日は続く。

バトンは渡されてゆく。


ああ、久々に、ふと出会った名言。

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