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読書感想「集中力がすべてを解決する」

1.はじめに

スポーツであればゾーンという言葉を聞いたことはありましたが
仕事にも当てはまるとは思ってもいませんでした
普段、調子がいいなと思うことはあっても
絶好調の向こう側があるとは考えたこともありませんでした

樺沢紫苑先生の「集中力がすべてを解決する-精神科医が教える「ゾーン」に入る方法-」を読んで
この考え方を知れただけでも大きな気づきです

ただ「知っている」から「行動している」に移していく必要があります

私が普段の仕事で取り入れたいと思ったこと
取り入れてみた感想を3つ紹介します

2.スマホから集中力を取り返す

気づいたらスマホを手に取り受信確認をしている
気づいたらニュースを見たり、調べるつもりのなかったことを検索したりしている
はじめは数秒だけのつもりだったのが、気づけば10分を超え次の予定が迫ってくる

自分の行動を振り返ってみると
スマホに時間を奪われ、集中力を奪われ続けていました
そんなつもりもないのに・・・
だからこそ怖いなと感じました

どうやったら仕事中にスマホを見る時間を減らせるだろうか
そのヒントが
「スマホを全く利用しなくても、置いているだけで集中力を減じてしまうのです」
という一文にありました

これまでもスマホの使い過ぎは自覚していたので
受信時のバイブレーションの揺れが気になりサイレントにしていました
それでも気づけばスマホを手に取っていたのです
そこで自分の行動を振り返るとパソコンのすぐ横にスマホを置いていました
まさに、置いているだけで集中力が減り続けていたのです

原因がわかった以上、何かしないと本書を読んだ意味がありません
早速、視界に入らない場所、カバンの中にスマホを入れてみました
一日で集中力が上がっていると実感しました
視界に入らないと目の前の仕事に集中できたんです
今までであれば午前中に何回も触っていたスマホを一度も触らずに過ごすことができました

スマホは日常生活に必要な便利なものですが
そういえばスマホを見ていて仕事が進んでいないと感じたことがある人は
試してみる価値は十分にあると思います

3.調整日導入スケジュール術

「予定が詰まっていないと安心できない」
これは共感しかありません
予定が空いていると仕事がないということ
仕事がないということは収入もないということ
このような思考で不安になっていきます

「「過密スケジュール」は、ミスをする確率を格段に上げてしまいます」
これも指摘されると、そのとおりです、としか言いようがありません

過密スケジュールは、締切間近になればなるほど十分な時間を確保できず中途半端な仕上がりになってしまいます
それだけではなく、締切間近の仕事の時間を考えてしまい、いま目の前の仕事を早く切り上げたいといった考えも生まれてしまい
結果としてすべての仕事が中途半端になり、信用も低下し、自分の精神面も落ちていくことになります

そこで取り入れたのが「調整日導入スケジュール術」です
手帳を開いて、現在予定のない日に目立つようにマーカーで囲み「調整日」と書いてみました
これだけで「あれをやる時間がない」「食事の時間や睡眠を削らなきゃ」という焦りが軽減されました
そして調整日を決めていることによって、今日一日に心のゆとりができた気がしています
実際の締切間近の仕事も調整日に余裕を持って取り組めるので質も上がったと思います

「調整日導入スケジュール術」によって
仕事の質が上がり、自身の信用アップにも繋がり、心にも余裕が生まれ
ゾーンに一歩近づいたのではないかと思います

調整日を入れた副産物として
重大かつ緊急案件に対応でき、予定が詰まっていて別の人に流れていた仕事を確実に受ける体制が整ったことです
新しい繋がりが生まれるという意味でも「調整日」の重要性を感じています

4.リラックスのゴールデンタイム

これまでの夜の過ごし方はひどいものでした
遅くに帰ってきて、ご飯を食べて、なんとなくテレビを見て、布団に入ってからスマホを見て眠る
リラックスのゴールデンタイムにしてはいけないことを
これでもか!というくらいしていました

さすがにこれはまずいと思い
まず、今日一日を振り返る中で楽しいことを考えるようにしました
朝の子どもとの会話で笑顔があったことや仕事で大事な文書を一つ作成したなど
なんとなく過ごしているようで、楽しい一日を過ごせていると感じました
今までもネガティブなことを考えることは少なかったのですが
積極的にポジティブなことを考えることでいい気分で一日を終わることができるようになりました

次に、ストレッチをするようにしています
年々身体が固くなって、肩こりもひどく、肉体的な疲労が溜まりやすくなっていました
疲れが溜まっていてはゾーンにも入れないと思うので、簡単にできることとしてストレッチをしています
本格的にやっても続かないので、妻と会話をしながらとか、今日一日を頭の中で振り返りながらとか、
ストレッチだけをするのではなく、何かとセットで「ながらストレッチ」をするようにしています
実際に肉体的な変化が出ているかはわかりませんが
なんとなく軽くなったんじゃないかと効果を感じています

そして、スマホ対策です
仕事から帰ってきてからも、やることがなければスマホを触るということをしていました
家では全く見ないと決めてしまっても続かないことが分かっているので
今は「布団に持っていかない」を実践しています
これも本当に効果抜群で
布団の中でスマホを見ないだけでなく、一日の振り返りができるんです
どうでもいい情報を最後に見て寝るのではなく、楽しいことを考えて寝れるようになり、睡眠の質も上がった気がします

5.最後に一言

本書では、私が取り入れたこと以外にも多くの方法が紹介されています
すべてに効果はあると思いますが、すべてを取り入れるのは難しいと思います
自分が楽しくできそうなことを一つ取り入れてみると生活の質が変わると思います
そうすると、2つ3つとどんどん取り入れて行きたくなるのではないかと思っています

今日もスマホを仕事中はカバンに、寝るときは布団に持っていかないことを実践し、感想を書き終えた嬉しさを振り返りながら眠りにつきたいと思います


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