文系東大生の本棚紹介!
今日は私の本棚を紹介します。
私は大学入学と同時に一人暮らしを始めたので、今使っている本棚には実家から持ってきた数冊の本と、大学に入ってから買った本が並んでいます。
本を買うときの自分ルールや、本棚に並べるときのこだわり、おすすめの本などを紹介してみようと思います。
本を買うときのマイルール
基本的に、大学の勉強で読む本は図書館で借り、趣味で読む小説などはお金を払って買う、という風に決めています。
本は自分のものとして持っておき、何度も読み直したい派なのですが、流石に全部買うとお財布に優しくないので、、
大学の書籍部で購入すると生協加入者は一割引になるので、出先で見つけて興味を持った本のタイトルを控えておいて、書籍部の取り寄せシステムを使って購入するのが良いのですが、やっぱり面白そうな本に出会うとその場で買って帰ってしまいます(笑)タイミングって大事ですからね。
とはいっても、積読はします。
いつも5冊ほど積読本をストックしておいて、読書中の本を読み終えた時に、その時の気分に一番合っているものを選んで読み始めます。
次の本の読書中に、また書店へ行って新たな本を積読本ストックに追加しておく、という具合です。
本を買う時のドキドキ感と、読む時の静かな高揚感は別物な気がしているので、選択肢を広げておくようにしています。
本棚に並べるとき
本棚に並べるときには、ジャンル別→作家の年代順→出版年順に左から、が私のルールです。探しやすいのもありますが、綺麗に並んでいると嬉しくなります。
ジャンル別とはいっても、わたしの本棚にあるのは8割方小説であり、かつその多くが純文学なのですが。
特に、才能に苦悩したり、社会のあり方にぶつかっていったりするような、青春ものの小説が好きなので、いわゆる「厨二病」的本棚になっていると思います。
冊数の多い作家順に並べていってみます。
・ヘルマン・ヘッセ→7冊
・大江健三郎→4冊
・サマセット・モーム→3冊
・太宰治→2冊
・柴田翔→2冊
・(その他さまざま、1冊ずつ)
ヘッセどんだけ好きなんだよって感じですね。
上に挙げた小説の他には、エッセイや歌集などが数冊あります。
勉強系参考書のスペース
小説やエッセイがある上の段には、大学の教科書の他、語学の勉強で使っている参考書が詰まっています。
現在はGoethe Instituteという団体が実施しているドイツ語検定と、TOEFLに向けた勉強をしているのですが、二つの言語を同時に勉強するのってやっぱり難しい!!この両立については、また別記事で書こうと思います。
以下、本棚にある参考書たちです。
・ドイツ語の文法教科書
・ドイツ語単語帳
・Goethe Zertifikat(ドイツ語検定)の問題集
・TOEFL単語帳
・TOEFL対策問題集
これらに加えて、大学の図書館で借りている数冊の本の置き場になっています。
最後に、おすすめの本を三冊紹介して終わろうと思います。
おすすめ① ヘルマン・ヘッセ 『郷愁』
ヘッセの処女作で、そんなに長くなく読みやすいです。自然を愛する主人公が、出会いと別れを繰り返しながら葛藤し成長する物語です。
おすすめポイントは
・自然描写の豊かさ
…心が洗われる綺麗な表現です。ぜひ高橋健二訳を読んでみてください。
・共感できる内面の葛藤
…悩み苦しんでいる可哀想な主人公にも、どこか驕った態度で他者との間に境界線を引いている部分があり、人間らしいなと感じます。
私が一番好きな一節を引用します。
おすすめ② サマセット・モーム 『人間の絆』
新潮文庫では上下2冊に分かれていて少し長いですが、人生の意味を問う重大なテーマを持った作品です。
主人公は夢を持っては諦め、恋愛に振り回され、様々な経験を積んだのちに「人生とは何か」という問いの答えに辿り着きます。
たかが一つの小説で、一人の主人公の物語を持って「人生とは…」という口調で語るのは無理があるんじゃないか、と思いながら読んだのですが、私の価値観には確実に大きな影響を与えてくれました。
大学生なら絶対に読んだほうがいいです、本当に。
おすすめ③ 柴田翔 『されど われらが日々』
学生運動が活発だった時代の若者が、ひたすら全力で自分たちの生について悩み抜く物話です。
今とは時代背景も社会状況も違うのですが、登場人物の悩みには共感できる部分があり、何年にも渡って読み続けられる魅力を持った小説であることを実感しました。
とにかく熱いエネルギーに圧倒され、自分自身の生き方について考えさせられると同時に、今を生きていくことに希望を見出せるような一冊だと思います。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
まだまだ読書経験の足りない私ですが、これから多くの本を読んで、人生を変えるような一冊に出会っていけたらいいなと思います。
皆さんのおすすめもぜひ教えてください。
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