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合格体験記(ボイラー整備士編)

本記事に目を止めて頂きありがとうございます。

今回は「合格体験記(ボイラー整備士)」として記事にしていきたいと思います。
「ボイラー整備士」に関しては年3回試験があり、近年の合格率は60~70%ほどで推移しております。

試験内容
試験は4科目、合計30問出題されます。
配点は以下の通りです。
・ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 (10問/30点)
・ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に使用する器材、薬品等に関する知識 (5問/20点)
・関係法令 (5問/20点)
・ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 (10問/30点)
但し「2級ボイラー技士」以上の資格を有していると免除科目があり、「ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識」の10問が免除となります。
※本資格は免除科目があることから2級ボイラー技士合格後のボイラー整備士取得を強くお勧めします。

ボイラー技士とボイラー整備士の違い。
筆者は基本的に「ボイラー技士」と「ボイラー整備士」はセットで取得する資格だと思います。
・ボイラー技士
 ボイラーの運転・維持管理に必要となる資格です。
・ボイラー整備士
 ボイラーの点検・整備に必要となる資格です。
※ボイラーの溶接に関わるものは別資格(ボイラー溶接士)となります。

例えると、水面計ブローはボイラー技士でも出来ますが、水面計の整備・交換はボイラー整備士でないと出来ません。
実は非常に重要で、不具合が起きた際にはメーカーや整備会社に依頼し交換しますが、フルメンテナンス契約を結んでいない場合、交換費用が割高になり、交換するまでの日数も掛かります。
特に水質環境が悪い地域や井戸水などを使用しているボイラーでは、薬品管理が難しくバルブや水面計の摩耗が激しくなり、度々不具合をおこします。
そうなると、わざわざメーカーを呼ぶよりも自分たちで交換した方が早くて安上がりとなります。
以上のことから「ボイラー技士」と「ボイラー整備士」をセットで取得しているとビルメンや工場等の転職の際、非常に重宝されます。

勉強方法
正直、合格率が60%で推移しているのは他の資格試験と比べ高いと思います。
しかし、不合格になる方の多くは「油断」ではないかと思います。
筆者も「問題集」を開くまで、「1級ボイラー技士と変わらないだろう」と思っていました。
勉強を始めて思ったのが、基礎的なことは同じですがボイラーの清掃に使用する工具や薬品などの整備に関して踏み込んだ問題が多く、用語を覚えるのに多少苦労しました。

お勧め参考書

ボイラー整備士試験 精選問題集

※画像をクリックするとAmazonサイトへ移動します。

いつものように近くの本屋さんへ向かい中身をパラパラし、本書を購入。
そもそもボイラー整備士に関する書籍は少なく、本書を含め2~3冊程度しかありません。「ボイラー整備士試験 精選問題集」と分からない用語はネット検索もしくは「2級ボイラー技士教本」で調べれば十分合格できます。
※「ボイラー教本」とは2級ボイラー技士合格後に資格取得の為に行われるボイラー協会主催の実地講習に参加した際、ボイラー協会より配布される水色の本になります。

勉強期間
1級ボイラー技士合格後、数年のブランクがあったものの1日30分程度を1ヶ月ほど毎日続けました。休日に関しても30分程度は問題集をパラパラ流し読みで、十分合格を狙えると思います。
※但し最初に書きましたが、基礎である「ボイラー技士」合格後の「ボイラー整備士」取得を強くお勧めします。
勉強方法については「合格する勉強方法(初級編)その2」を購読して頂ければと思います。

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次回は「合格体験記(危険物乙4)」について記事にしたいと思います。

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