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【小学3年生】まで、自然保育園に通えたら。義務教育期間の縮小(希望者のみ)を願う

珍獣・妹のオケちゃんが通う自然保育園に、保育「参加」に行ってきた。
保育参観ではなく、保育参加。
この保育園では、子どもたちの様子をただ見るのではなく、親も一緒になって活動に参加する。

通っているのは、もう20年以上続いている老舗(?)の自然保育園だ。
「寒いー寒いー」と、特に女の子たちからのブーイングが鳴り止まない中
年中・年長+大人の10数人が、野山を目指して出発した。
日が差さず、10度を下回る天候でも、みんなの足元は草履。( ゚д゚)
でも、10分ほど歩いて山に入り、小道を小走りで駆け始めると
からだがだんだん温まってくる。
それは、たぶん人の発熱機能のせいだけじゃない。
山のおかげ、もあると思う。
木々や竹やぶが風を遮り、土や落ち葉が山の中を暖かく保ってくれているからだ。

途中、かなり急な斜面…というより崖、を登ることに。
子どもたちがホイホイ登っていくので、わたしも真似して登ろうとするも
ロープなど、捕まる人工物がまったくない中で悪戦苦闘。
何度も足を滑らせて落ちかけた。( ゚д゚)

みんながもっと小さかった年少以前の頃や、今年度入園したばかりの子は、始めはもちろん登れずに大泣きすることもあった、とのことだけどそんなエピソードが信じられないくらいにみんな力強く、斜面を掴むように登っていく。ただ、履いていた草履は次々脱げて下に落ちたそれらを大人が拾い、勢いよく崖上に投げていった。

やがて、目当ての広場に到着。皆、思い思いに遊び始めた。

落ち葉で覆われた斜面を、一目散に登っていく子。
落ち葉の「温泉」に、入り浸りの子。
枯れ枝を釣り竿にして、落ち葉釣りに興じる子。
竹をひたすら運び、斜面に転がす子。

それに交じって大人たちも、全体を見守りつつ、一緒に遊ぶ。
ちなみに、この保育園の大人は「先生」ではなく、あくまで「大きいひと」といったスタンスで子どもたちに接する。
呼び方も、下の名前に「ちゃん」付けだ。
指示する、教える、まとめ上げる…のではなく(時にそれが必要な場面もあるけれど)
子どもたちと同じ目線に立って、1人ひとりに寄り添っているのが、いつも伝わってくる。

そして。
2時間くらい山で遊んでから園に帰ると、待ちに待った手作り給食の時間…!

今日の献立は、出汁から取ったお味噌汁に五目豆、水キムチ、大根の漬物、大根葉のふりかけご飯。おかわりも、し放題だ。

珍獣・兄が通っていた頃から何度も園に伝えていて、今日も担任の◯ちゃんに伝えたけれど
ここでの生活を、9〜10歳くらいまで続けることができたら…。
そのくらいの年齢までは、自然の中でめいっぱい遊び込み
少人数の集団の中で、自分の気持ちを解放しきって
からだにやさしい食事を、おなかいっぱいいただく(←特にこれは、年齢問わずだけれど)
…そんな環境が、やっぱり大切だと思うのだ。
珍獣・兄が小学生になった今、その思いを一層強くしている。

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