失敗はズルズル引きずるタイプです 〜双極性障害の頭の中 41
みなさん、こんにちは。
双極性障害2型(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。
今週は仕事でミスを連発。
お客様に提出した見積もり金額間違えました…。
思い切り凹んでいます。
“気持ちの切り替え”の難しさについて記します。
失敗はズルズル引きずるタイプです
私は、やってしまったミスや失敗をいつまでもいつまでも際限なくズルズルと引きずるタイプです。
もう、全然ダメなんです。
子供の頃から、いわゆる“気持ちの切り替え”というヤツが本当に苦手でして。
いつまでもウジウジと
「あ〜やってしまったぁ〜」
「どうして気づけなかったんだ〜」
「もっと気をつけていれば〜」
と永遠に考え続けます。
考えてるだけならいいのですが。
あからさまに顔に出ます。
隣のデスクの同僚には
「陽が沈んだ後のヒマワリみたいやな(笑)もう頭ががっくり下向いとるわ。分かりやす過ぎやで」
と、いつも茶化されてます。
あまりにもいつまでもウジウジため息ばかりついているので、
「もうええやん。大丈夫やって!もう今日はおしまい!帰り!」
と、半ば呆れ気味に慰めてくれています。
そこまで慰めてもらっているのに、翌日も、翌々日も、ズルズルズルズル…引きずり続けてしまうのです。
きっと私の後ろには、側から見ればしょーもない“悩み事”がガラガラ入ったでっかい袋を引きずった跡が出来ているはず。
はぁ〜。
引きずる人、引きずらない人
世の中には、「一晩寝れば忘れる!」って人いますよね?
もう永遠の憧れです。
凄い特技だと思います。
どこでそんなワザを習得できるのでしょうか?
本当に知りたいです。
そういう特性の人から見れば、私みたいな人は『ものすごく“ムダ”なことしてる』と思われますよね?
「悩んだってしょーがないじゃん!」
「今考えたってしょーがないじゃん!」
「次から気をつければいいじゃん!」
全くもってその通り。
私だって頭では分かってるんです。
もう“やってしまった”ことなんだから、これ以上考えたってしょうがない。
相手の判断を待って、対応するだけ。
でもね〜。
「なんでやっちゃったんだろう〜」「もう一回チェックしておけば良かったのに〜」という後悔の思考ループからどうしても切り替えが出来ないのです。
どうすればこのループ止まるの??
“Don’t You Worry ‘Bout A Thing〜♪
Don’t You Worry ‘Bout A Thing, mama〜♪”
スティービー・ワンダーを口ずさんでみても、一向に心は晴れない。
はぁ〜。
だいたいは取り越し苦労で終わる
結局、私の見積もり金額ミスは後日あっさりお客様に承諾いただき、1ミリも怒られませんでした。(もちろん丁重にお詫びのご連絡はしました)
「ほらね〜、全然大丈夫やったやん。私の言った通りやで。良かったなぁ〜(笑)」
と同僚は呆れて笑っていました。
「いやいや、今回たまたま上手く収まっただけだから。毎回上手くはいかないから!」
ミスは解決したというのに、まだまだズルズル引きずる私に、同僚もお手上げです。
今回のように大抵は取り越し苦労で終わります。
自分でも“バカみたいだな”とは思ってます。
それでもズルズル引きずる性格が変えられない。
ひょっとしたら、この“気持ちの切り替えの下手さ”と精神疾患の罹りやすさって関係あるのかな?
そして元々ミスが多い。
一個解決しても、またすぐに一個後ろの袋に“悩み事”が入るので、一向に中身が減りません。
ズルズル、ズルズル…。
それにしても。
『ちょっとぐらいは引きずれよ!』っていう程全く引きずらない人、いますよね(笑)
申し訳無いですが、たまにちょっとイラッとしちゃいます。
でもそのイライラは、相手が“引きずらないこと”に対してではなく、自分だけ引きずっていることに対する“嫉妬”だと思います。
チクショー。
私だって、いつまでもズルズル引きずりたくなんか無いんだよぉ〜。
寝て忘れられたら、どんなにか世界はスバラシイぜっ。
ズルズル、ズルズル…。
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