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ジェイラボワークショップ第59回『推しの子(物理学者)』【物理学部】[20230626-0709]部長総括#JLWS

今年度から、ワークショップ後に総括を部長がすることになりました。ワークショップのログは以下のNote記事をご覧ください:

今回のワークショップでは、部員それぞれが1人ずつ物理学者を選び、その物理学者の業績や生涯を調べてそれを発表するという形で進めました。ちなみに、ワークショップタイトルの案としては、「推しの子(物理学者)」、「天才物理学者列伝」、「この物理学者がすごい」の3つが候補にありましたが、僅差で「推しの子(物理学者)」が選ばれました。

普段、本や講義で物理学を学ぶ中で、1人の物理学者にフォーカスするということはほとんどありません。たまに本の注に物理学者についての解説が書かれていることがありますが、数行程度です。確かに、物理学の理論を学ぶ上では、物理学者について知ることは不要かもしれませんが、物理学者について調べてみると、ある法則などが発見された経緯や考え方を知ることもでき、それに関する物理に関する理解が深まるだけでなく、自分が物理学で研究を進めていく上で参考になることが多少なりともあるのではないかと思います。また、歴史に名を残す物理学者は私生活ではけっこう変わっていることが多く、そのようなことも知ることができて面白いです。

また、今年から始まった座談会ですが、今回はWSの内容に関連して、自分たちも物理学者ということで、自分が今やっている研究・勉強、興味のあることについて話してもらいました。その際に思ったのは、「(その準備も含めて)自分が今やっている研究・勉強、興味のあることについて人に話すと、そのことについて自分の中で整理することができる」ということです。もやもやしていることを一度言語化するとすっきりする、というのと同じ感じでしょうか。研究や勉強において、今自分がやろうとしていること、全体像を見失うことが多々ありますが、定期的に人に話して整理するとそのようなことがなくなるのではないかと思っています。今までジェイラボ物理学部内で自分の研究・勉強について話す機会はあまりなかったのですが、今後はたまにそういった話をしてみてもいいかもしれませんね。

物理学部が主催するワークショップの方針としては、「物理学を学んだことがない人でも参加することができる内容であること」、「部員全員で協力して準備すること」を重視したいと思っています。ワークショップの進め方はまだまだ試行錯誤の段階ですが、多くの人に楽しんでもらえるようなワークショップを毎回考えようと思っていますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。


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