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ウェルパって、なーんだー?

一方的に尊敬する心の師匠、池さんの記事。勝手に引用。深く、すみません。(タイトルは、心の中で「白い歯って、いーいなー🎵」のメロディで歌ってください。)


「コスパ」(コストパフォーマンス)、「タイパ」(タイムパフォーマンス)の波に飲み込まれた現代人。サブスク動画サイトの高評価映画を早回しで観て、さも「映画ファン」かのように振る舞う輩が好みそうな言葉だなぁ、と軽蔑しつつ、でも、「好きなものに囲まれてイチャイチャすることはもう、古い考えなのかしら。。」って自信喪失気味になってたところ、また新しい概念が飛び込んできました。それは「ウェルパ」。ウェル・ビーング・パフォーマンスの、略。つまりは、「心の豊かさ、心身の健康に良い、満足度の度合」。そーそー、これこれ!!いま主流の幸せの価値観って、ここが抜け落ちてるのよ!

例えばですよ。大人気で2時間並ばないと食べられない、地場の野菜やお肉を使った美味しいピザ屋さんがあったとします。そこに、並ばずとも入店できて食べられるアプリのサービスがあったとしたら、それは間違いなく「タイパ」アプリな訳で。で、そのアプリの月額が、実は関連サイトであるAmazonプライムの会員さんの場合は無料になる!となれば、これは「コスパ」にも関連するわけだ。

仮に、その美味しいピザを食べることで精神的にブチ上がり、健康的にも問題なく、ポジティブになれる人にとっては、地場産の野菜やお肉も消費されるので、これは「ウェルパ最高案件」であります。(色々見てると、個人的にブチ上がる満足度だけでなく環境や健康などの『三方良し』的なコンセプトが大事みたい)でも、たいしてピザが好きでもない、かかりつけ医にカロリー制限をかけられてて、野菜は嫌い。絶対に残す!な方にとっては、上記サービスはタイパとコスパを享受しただけ、ウエルパにおいてはマイナスということになりますね。

「タイパ」「コスパ」「ウェルパ」の3つは密接に関連し合う場合もあるし、または、「コスパ」「タイパ」が伴わない「ウェルパ」なんてのも、多く存在しているとも思う。レコードプレイヤに針を落として音楽を聴く、なんてのは、最早特殊なウェルパ案件でしかない。または、「トランスジャパンアルプスレース」のような、8日以内に本州を縦断するという過酷極まりないトレイルラン大会の参加者だとかなどは、混じりっけなしウェルパ一択だろう。

「子育て」ってのも、なかなかの「ウェルパ案件」だと思っております。そもそもタイパもコスパも最悪。でも、子供は、かあいいねぇ。(しみじみ)寝顔や笑顔で全て報われる。むしろ、子育てのために、それにまつわる家事などの「タイパとコスパ」を極限まで上げる、というのが実際のところ。

そう考えたら、「タイパ」「コスパ」っていうのは、もしかしたら「かけがえのない大事なもの:最ウェルパ案件」をなるたけ集中して楽しむために、「避けられない、日々の生活のための諸々」をよりシンプルでさくっと済ます為に促進させる、という活用方法もあるかも。

ブラマヨの吉田さんが「自分と同じ歳で大活躍する、尊敬するイチロー選手を見習って、自分も出番前に必ずカレーを食べるルーティンを守るようにしている」と豪語しているのに対して、相方の小杉さんが「オマエの場合は、出番前に食堂でカレー食うてるだけやん!」とツッコむのは、ブラマヨさん的で面白いし、同時に「ウェルパ」という視点でもとても興味深い。本人にとってはかなりのウェルパ最高な場面も、側から見たら「何ソレ?」なことが多々ある、ということだ。

でも、それでいいのだ。自分の気持ちが上がることに対して、他人にどう思われようが、知ったことではない。その高揚感はきっと、本人の幸せに繋がるし、心の余裕に繋がる。ひいては、他人に優しくなれる。結果、社会に良いふうに働くはず。ウェルパ上等!

人や環境に迷惑かけず、公序良俗に反しない限りは、自分なりの最ウェルパ案件がひとつ、またはいくつかあると楽しい。精神的に具合がいい。その為に費やす時間や精神的余裕をより高濃度に捻出する為のタイパ及びコスパを上げていければ、人生はより楽しくなるだろうなあ。

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