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巨人・阿部慎之助新監督

巨人・阿部慎之助新監督(44)がさっそく〝カラー〟を前面に押し出した。

 巨人は21日、ジャイアンツ球場で秋季練習を行った。中堅選手による居残りも行われるなど、集中した練習を終えた指揮官は「キャンプでアーリーワークはどうなるのか?」との問いに「アーリーっていう言葉を出したらNG。アーリーはなくなった」とちゃめっ気たっぷりに話した。
球団スタッフは「アーリーワークはもともと大久保前打撃チーフコーチが昨年秋に原前監督にアピールして導入された〝デーブ改革〟の目玉。当時の阿部ヘッドはもちろん、亀井コーチら打撃コーチ陣も事後承諾する形だった」と証言する。

 もちろん原前監督が賛同した以上、コーチ陣としては従うしかない。昨年の秋季キャンプは午前6時半、春季キャンプでは午前7時から野手全員と野手系コーチ陣、スタッフ総出でアーリーワークに参加した。

 実際、今季のチームの打撃成績は本塁打(164本)、打率(2割5分2厘)とも12球団トップの成績と成果はあった。それでも〝新星〟ジャイアンツとしては、旧体制を引きずるわけにはいかない。 

「早出にする。早出特守、早出特打」と阿部新監督はニヤリ。巨人内で長年にわたって定着してきた言葉に戻した。

 11月1日からの秋季キャンプ(宮崎)では朝から晩まで密度の濃い練習をする。若手中心の参加選手について「それは二岡さんに聞いて。メンバーは任せているから」と二岡ヘッド兼打撃チーフコーチに一任。「(練習試合は)1試合しかないしさ。練習がメインになるわけだから」と指揮官はV奪回へ若手を鍛え上げるつもりだ。

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