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006 イデコ(iDeCo)について

1  イデコ(iDeCo)とは
 イデコ(iDeCo)と呼ばれる制度があります。公務員は2017年から加入することができ私も2017年から利用しております。このnoteには「イデコ(iDeCo)」について多くの方が記事を書かれているのでここではざっくり書きたいと思います。
 イデコとは老後資金を作るための節税を行える投資の制度です。イデコ内の資産は原則60歳まで引き出せません。年金がどんどん減っていく中で個人で老後資金を調達できるよう国が用意した制度であるといえます。

2 イデコの加入者数
 統計資料を見ていきます。2023年9月時点でイデコの加入者は3,089,413人です。「https://www.ideco-koushiki.jp/library/pdf/number_of_members_R0509.pdf

出典「確定拠出年金統計資料(2023年3月末)」(運営管理機関連絡協議会)

2017年にイデコが大きく変わり会社員や公務員も加入できるようになりました。そのため2017年に加入者が大きく増えているのがわかります。

3 イデコ内の運用状況
  イデコで運用の状況について考察していきます。
https://www.ideco-koushiki.jp/library/pdf/statistics_202203.pdf

出典「確定拠出年金統計資料(2023年3月末)」(運営管理機関連絡協議会)
出典「確定拠出年金統計資料(2023年3月末)」(運営管理機関連絡協議会)

 本資料は2022年3月末であるため1年半近く前のものです。1年半前で総資産額は約3.7兆円です。加入者が239万人であるため一人あたり100万円以上の資産になります。
 中身をみると一番多いのは「預貯金」で次に「外国株式型」「バランス型」と続いていきます。加入年数等でポートフォリオも変わると思いますがここでも貯金好きの日本人の姿が見えています。

4 加入に必要なもの
2022年にさらに制度が改正されほぼすべての20歳以上64歳以下の日本人 
 であれば加入できるようになりました。しかし、唯一必要なものがありま
 す。それは年金番号です。つまり国民年金加入者でないとイデコは加入で
 きません。
またイデコをはじめるのに書類を用意が必須です。自分もイデコをはじめるにあたって
  1 証券会社から申し込みに必要な書類を入手する。
  2 現在勤めている職場に必要な項目を記載してもらう。
  3 証券会社に必要書類を送る。
  4 証券会社開設完了の連絡とID・初期パスワードを入手。
 という手順を踏みました。また2017年は公務員のイデコが始まった年の
 ため職場で1番最初の加入手続きを庶務担当者にお願いしたのを覚えてい
 ます。また年金基金連合会の事務手続きが遅いためか書類を送ってから投資できるのに4~5ヵ月ほど時間が掛かりました。

5 まとめ
 
イデコは所得控除、運用時非課税等の利用者側にメリットがある一方、原則60歳まで引き出し不可等の要注意ポイントもあるためうまく利用する必要があります。

6 追記
  イデコのイメージキャラのイデコちゃんについて紹介します。イデコちゃんはイデコ普及推進キャラクターです。国民年基金連合会というお堅い役所名からのゆるキャラなので応援と拡散をよろしくお願いします。イデコ啓発に関することで加工等しなければ(ホームページの画像のまま使用する)誰でも使用は可能です。使用規定「https://www.ideco-koushiki.jp/library/pdf/ideco_chan_regulation.pdf

出典「iDeCoホームページ」

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