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007 NISA制度について

1 NISAとは
 iDeCoに続いてNISAについて書いていきます。iDeCo同様noteに多くの方が記事を書かれているためここでもざっくり説明します。NISAは小額投資非課税制度と呼ばれ現在は一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類があります。

2 現行のNISA制度
 現行のNISA制度は下の図のとおりです。

出典(金融庁ホームページ)

ただし、これは2023年までで2024年からは下の図のとおりになります。

出典(金融庁ホームページ)

 つまり来年から3つあるNISA制度は1つに統一され最大1,800万円(年間360万円)の非課税枠を受けらることになります。(現在使用しているNISA制度は非課税保有期間までは保持することが可能です。)

3 NISA口座の統計
 次に金融庁ホームページから統計資料について見ていきます。(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20230922.html

出典(金融庁ホームページ統計・データ集)

 2023年6月末の資料ですが一般NISAつみたてNISA合わせて1941万口座あり買付額は32兆円にものぼっています。

出典(金融庁ホームページ統計・データ集)

次に年代別の口座数です。20代ですでに一般・つみたて合わせて200万口座を超えています。2023年1月から18歳から口座開設できるため10代もすくないですが口座開設しています。

出典(金融庁ホームページ統計・データ集)

次に一般NISAの商品別買付額について見てみます。
上場株式と投資信託で9割になります。新NISAでもこの流れは続くと思われます。

4 今後のNISAの運用について
 来年から新NISAがはじまるにあたって以下の準備をするとより効率的に非課税枠を使えます。
(1)  今年中のNISA非課税枠を使い切る。
   今年のNISA非課税枠は一般NISAは2027年まで、つみたてNISAは2042年まで非課税であるため今年中に投資する。
(2) 2019年に投資した一般NISA枠の処理
  一般NISAにて2019年に投資した商品は新NISAにロールオーバーしないため現金化する若しくは、特定口座に移管する必要があります。
(3) 口座開設の準備
  まだNISA口座を開設していない人、新NISAは証券会社を変えるつもりの人は口座開設の準備をする必要があります。私が現在使用しているSBI証券はNISA口座開設者は自動で来年から新NISAが使用できるようになっています。

5 まとめ
 前回記事にしたiDeCoとNISAは投資した利益が非課税であるため使わない手は無いと思います。今後はどのように運用したら将来安定した利益につながるのか書いていきたいと思います。

6 追記
  イデコちゃんに続きつみたてワニーサについて紹介します。「NISA普及推進のため、一般公募により選ばれたキャラクターとして平成30年4月に公表しました。」とのことです。NISA普及のためで加工等をしなければ自由に使うことができます。使用規定(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/wa_nisa/01.docx

出典(金融庁ホームページ)

拡散と使用をよろしくお願いします。

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