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認知症、介護...正直うんざりです!



地域包括支援センターって?

認知症。介護。支援。医療。福祉。地域。
このような言葉のくくり。正直うんざりです。(笑)

みなさん『地域包括支援センター』をご存知でしょうか?

地域包括支援センターは、地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とし、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関として市町村が設置しています。
(厚生労働省ホームページより引用)

私、この地域包括支援センターのセンター長であります。なのに認知症、介護、支援…うんざりです。
なんて言ってもいいの?大丈夫?と思いますよね。

仕事中は多分言っていません。
言っていませんが別の言葉で何かを表現しています。

そして、福祉の仕事未経験の私は法人内の異動により地域包括支援センター(以下 包括と略します)のセンター長になりました。

異動?

法人もなぜ私をセンター長に?です。

異動前は法人事務局で経理、総務、人事関係の仕事をしており
包括は同じ法人内にあるもののいったい何をやっているところ?
ケアプランを作成している?
でも同じ法人内に居宅介護支援事業所があってケアプランを作成しているけど…。ぐらいの認識。
あまりにも危険すぎるでしょこの異動。どう考えてもあり得ない!

当時のセンター長とはお金の使い方で口論?とまではいきませんがかなりのバトルが繰り広げられておりました。

なぜ家族がいるのに受診同行するの?

なぜ老人会の集まりに行くの?

なぜ夜に市役所に行くの?

なぜ?なぜ?なぜ?

仲良しではあるのですが仕事となるとお互い熱くなるタイプ?

(私だけかな?相手は冷静だったかも)

で、その人が考えた策が私を包括に異動作戦だった。と勝手に私は思っているのです。

包括ってすごい!

最初は介護保険の請求業務だけでしたので、高校を卒業して国保連(国民健康保険団体連合会)で審査の仕事をしたことがある私は、それくらいならと包括に。

しかし!知らなかったとはいえ包括の仕事ってメッチャ大変じゃない?
包括職員って凄い!って思うのにそう日数はいりませんでした。請求業務とはいえ受付や電話番なども行うわけで、最初の衝撃は毎日のように同じ人からの電話でした。

「男の人が家に入ってくるの!」

精神障害の方ではありますが、本人にしてみれば毎日が恐怖なわけで、そんな方を対応する包括職員は神だわ。

そして、地域には大変な思いをして生活している人が
こんなにもたくさんいるんだなぁ。

と実感させられたのでした。

新しい私のはじまり

そんな頃、私の母が認知症と診断され、甥っ子が統合失調症!?
資格も何も無い私に出来ることはなにか?

不安だらけの包括での仕事。
私の先生になってくれたのが認知症の母でした。

母は身を持って認知症高齢者とは!を教えてくれました。

そして何も無い私にできることを探しつつ新しい自分が出来上がっていくのでした。

タイトル通り、それぞれの立場である私の感情はさまざまで。この私の体験は何気に面白く、もしかしたら誰かの参考になるかもしれない!?と文字化することにしました。

同じ介護体験かと思いきや立場が変わると行動、感情、発言も変わるということ。

娘だから出来ること。
嫁だから出来ないこと。
センター長だから言えること。
誰の人生なのか…。

簡単に「介護」とひとくくりに出来るものではなく、関わる人たち(家族、ケアマネ、介護を仕事とする人たち、友達、近隣住民)によって当然ながら対応が違い、それによって本人の言動も変わってくるということ。

そんな私の経験からの考えをツラツラと書いていきます。そして、この危険な異動は明らかに裏がありました。そのタネ明かしもそのうちに…😊





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