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日東駒専はFラン大学か

代々木駅で電車に揺られながら隣に座っている高校生二人組に耳を傾けてみるとこんな会話が聞こえてきた。

「ニッコマはFランだからねぇ~~(笑)」

電車と言う公共交通機関の中でそのような話をするモラルはともかく、その言葉の真意は何であろうか。

例えば、日本大学とインターネットで検索すると偏差値、就職、有名人など様々な関連ワードが目に飛び込んでくる。検索数も多そうだ。
日本では大学進学率は50%以上になっている。日東駒専の偏差値が大体50~55だということを考えると、大学進学した人の中では上位30%に入る計算である。
しかしこの上位30%という数字は「大学進学した人の中で」得られる数字である。
では大学進学しなかった人も含めると(大学進学率は約50%なので)母集団の数は約2倍になり、日東駒専は上位15パーセントということになる。
一学年の約7人に1人である。

あの高校生の志望校や現在の偏差値、入試形態は不明だ。
しかし、日本の高校生の教育レベルの高さや塾産業を考えれば一学年の15%に入れたなら大したものではないか、と私は思う。

現在の日本の進学率や、教育レベルの高さなど背景も含めてから「大学のレベル」を語るのが良いのではないか。

そんなことを思った12月初旬の昼下がりだった。


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