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アート、美術館巡り、臨床美術、ポットキャスト、特別支援教育のことなど発信していきます。…

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アート、美術館巡り、臨床美術、ポットキャスト、特別支援教育のことなど発信していきます。50代、女性です。

最近の記事

春陽展入選と、公募展に思うこと

ありがとうございます。今年も無事に入選することができました。 今年の作品は、初出品以来30年目にして、初めて、F120号の大きさに挑戦したものです。 だからというわけではないのですが、何らかの賞をいただきたいなーという淡ーい期待があったのですが、残念。いつものように入選のみでした。 まあ、入選できないボロボロの年もあったので、入選できただけ良かったとしましょう。 F120号のキャンバスというのは、約2m×1.3mのサイズで、アトリエにしている8畳の部屋の壁をほとんど覆う大き

    • マティス 自由なフォルム展

       私が感じたマティス展について。  六本木の国立新美術館にて、私が絵画を出品している公募展「春陽展」があり、この機会に、同時期に行われているマティスを見てきました。  見たかったので、抱き合わせで行けてラッキー。  遠い記憶にある、夫と新婚旅行したニースで、マティス美術館を見たような見ないような…。ニースで美術館に行ったのは確かなのですが、マティスではなくシャガール美術館だったかも。  ニースでの夫の名言があって、 「この街で働いている人をまだ見ていない。みんないつ仕事して

      • 臨床美術って何?

         まだまだ知名度の低い「臨床美術」。 字面が固いので、「クリニカルアート」とも呼んでいます。  日本生まれのアートセラピーの一つとも言えますが、アートセラピーと言うと、箱庭療法やバウムテストのように、対象者が作ったり描いたりしたものから心理状態を推測するようなものをイメージしますね。  臨床美術は、そうでなく、制作活動そのものを楽しむことで、心が癒されたり、元気になったりするものというイメージです。  臨床美術では、まず描いたり作ったりする対象を、五感で感じとることから始

        • イヴ・ネッツハイマー

           宇都宮美術館で「イヴ・ネッツハイマー ささめく葉は空気の言問い」展を見てきました。  展覧会は、竹で作った筏の様な大きな作品とドローイング、映像作品で構成されていました。  端正な線描(デジタルドローイング)は手描きの線のままではなく、レタッチのような処理がされているのだと思います。  象のような動物や人の指や口などが繋がったドローイングは、絵の具で描いたらちょっと気持ち悪い感じになりそうだけど、シンプルな線と色の表現のためにすっきり見えます。   映像作品の中に、波

        春陽展入選と、公募展に思うこと

          美術館巡りと臨床美術、絵画制作

           自己紹介です。 先日一人っ子の娘が就職し、家から巣立ったばかりの50代前半女性です。今、少し寂しい日々です。  美大で油画を学び、卒業後から公募展に出品することで、何とか制作活動を途切らせずに来ました。  お仕事は現在、特別支援学校の先生を20年以上続けています。が、早期退職して、フリーランスで美術の講師をする事を計画しています。  ベースにしたいのは臨床美術。全ての年齢層を対象にした、楽しく脳を活性化するアートプログラムを案内する仕組みです。  公務員をしながら起

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